ケニア(マチャコス)
ケニアにいる間は、ずっと同じNGOに所属していました。(途中、ビザの関係で2026年1月の2週間マラウイにて留学していました。)
現地インターンとして、現場調整・現場での記録補佐、総務や会計事務、SNS発信、ケニア及び国内事業に関する業務に従事しました。主に携わった事業は、居場所事業(Nafasi)、非行防止のためのクラブ活動の設立事業、個別教育支援事業の3つです。
この中でも特に居場所事業(Nafasi)に携わっていたので、それについてお話しします。
8月のNafasiでは2週間のプログラムに参加して、Nafasiの様子を記録したり、遊びの時間で子どもたちと遊んだりしました。初めて参加した際は、初めての環境で子どもたちの名前と顔を覚えることに精一杯で、子どもたちを「明るく元気な子どもたち」と捉えていました。しかし、活動後にカウンセラーを交えた振り返りを行い、子どもたちの中には虐待や非行など、様々な困難や背景を抱えている子がいることを知りました。一見した姿だけでは、その子が抱えているものは分からないのだと実感し、一人ひとりの背景をより深く知りたいと考えるようになりました。そこで、振り返りの資料を何度も読み返し、二回目の活動に向けて子どもたちの背景を頭に入れました。
11月のNafasiの前に、児童虐待防止のためのウォーキング・キャンペーンを実施しました。その際に子どもたちが着用するTシャツと、バナーのデザインを行いました。
11月のNafasiでは、名前と顔が一致した状態で子どもたちと関わることができたため、一人ひとりの様子を意識して観察しました。前回からの変化にも目を向け、一人でいる子どものところへ行って一緒に遊んだり、少し表情が沈んでいる子どもには自分から声をかけたりするなど、それぞれの様子に応じて関わりました。また、活動後には、自分が気づいた子どもたちの変化を振り返り、カウンセラーとの情報共有のために整理しました。また、Nafasiの2週間のプログラムでは、子どもたちだけでなく、地域ボランティアやファシリテーターとも積極的に関わり、現地のカンバ族の名前である「Ndanu (幸せ者)」という名前をもらいました。また、Nafasiは4月、8月、11月の計3回実施され、これらの活動を踏まえて、よりカウンセリングが必要な子どもたちの選出にも携わりました。
1月以降は、2025年のNafasiの終了調査インタビューと追加カウンセリングの調整と運営に携わりました。いろいろな事情が重なり、団体に正式に所属するスタッフが私1人になってしまったため、一緒に行動するケニア人準スタッフや地域ボランティアにたくさん頼りながら家庭訪問とインタビューを実施しました。インタビューでは、Nafasiに参加した子どもの保護者・地域ボランティア・子どもが所属している学校の先生の元を訪問して、Nafasiについての思いや子どもの変化などを聞きました。
この1人で業務を遂行するときに経験したハプニングは挙げだしたらきりがありません(笑)。当日になってインタビュー予定の人と連絡がとれなくなったこともありました。インタビューを受ける人に事前にお金を払わないことを言わなかったために、終わってから「(交通費や参加費として)お金を払ってほしい」と言われました。地元のマーケットにあるトイレを使おうと扉を開けたら(もちろん水洗ではなく穴しかないぼっとんトイレなのですが)、Gがサササッ…と移動するのが見えたこともありました。それまで半年ほどインターンとして活動してある程度業務には慣れてきたと思っていましたが、思いもよらないハプニングが多く、自分はまだまだだと痛感しました。それと同時に、ちょっとしたことでは動じないハプニング耐性や人として生きる力が大幅に向上したような気がします。
ケニアではNGOの業務全般に携わることができ、そこでのやりがいや困難を実感するとともに、将来の自分の活動の軸についても深く考えるきっかけとなりました。