留学内容
【見える貧困と見えない格差】
『アルゼンチンの都市内貧困と秋田に潜む格差』をテーマにアルゼンチンに留学をした。
現地での貧困と格差についての探究を通じて、秋田県の地域活性化を目指す。その探究の基盤となった2つの知識を次に示す。
''金銭的貧困''とは、生活を維持するための収入や資産が欠如している状態のこと。
''多面的貧困''とは、世帯が収入を得ていても、住宅、教育、医療、基本サービスへのアクセスが欠如している状態のこと。
この2つの貧困の違いを調査・分析した。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにはVilla31と呼ばれるスラム街が存在する。富裕層地区とスラム街が隣り合い、都市構造として貧困が顕著に現れている。一方で、教育環境や公共施設、地域コミュニティなどの地域格差が存在する秋田県の格差は社会問題として認識されにくい。
秋田県は、秋田市を除く県内24の市町村すべてが「消滅可能性自治体」とされている。(2024年4月人口戦略会議の報告書)。
人口減少が進む秋田県では、地域社会の持続可能性が問われている。
最低限の栄養や衣類、住まいを確保することさえ難しい貧困がある一方で、生活基盤が整っている社会にも、機会へのアクセスや地域の将来をめぐる格差が存在する。
新興国アルゼンチンで目にした貧困と、先進国日本の秋田県に潜む地域格差には、どのような違いがあるのか。そして、見えにくい格差に気づき、地域の課題解決を前進させるためには、何が必要なのか。
現地で貧困の実態を学び、目に見える貧困と見えにくい格差の双方から、誰もが取り残されない地域社会のあり方を考えた。




