加藤咲枝

出身・在学高校:
横浜共立学園
出身・在学校:
慶應義塾大学
出身・在学学部学科:
医学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2026年10月09日 初回執筆日:2026年10月09日

英国で学ぶ、切れ目のない母子支援

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Imperial College Healthcare NHS Trust, Queen Charlotte’s & Chelsea Hospital(産婦人科)
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
1ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 510,000円
  • 大学独自のもの 460,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル → 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私は「英国で学ぶ、切れ目のない母子支援」をテーマに留学を行いました。妊娠中から出産、産後の子育てまで、イギリスでは母親と子どもがどのような人や仕組みに支えられているのかを知るため、約1か月間ロンドンで活動しました。
具体的には、まずロンドンの病院で産婦人科の臨床実習を行い、妊婦健診や超音波検査、帝王切開などの出産、体調に異変があった妊婦さんへの緊急対応を見学しました。病院の中だけでなく、助産師と一緒に妊婦さんや産後のお母さんの自宅を訪問し、母子の健康状態だけでなく、生活環境や家族関係なども含めて支援する現場にも同行しました。
さらに、在英日本人の子育てを支援する「英国なかよし会」でボランティアを行い、親子が交流する乳幼児グループ、これから出産する夫婦向けの出産講座、子どもたちが日本語の歌や絵本に触れる活動などに参加しました。
このように、病院だけでなく家庭や地域のコミュニティといった現場を実際に経験し、イギリスの母子支援をさまざまな角度から見る留学としました。

留学の動機

医学部での産婦人科実習を通じ、妊娠・出産には医学的なケアだけでなく、母親の心理面や生活まで含めた継続的な支援が必要だと感じたことが留学のきっかけです。将来医師として女性の一生に寄り添いたいと考え、助産師や地域の専門職などが連携し、妊娠から子育てまで継続して母子を支える仕組みを持つイギリスで、その実際を学ぶことを決めました。

成果

イギリスでは、正常な出産は助産師、リスクの高い出産は医師が担い、それぞれの専門性を生かして母子を支えていました。また、出産方法などについて妊婦自身の意思を尊重する姿勢や、家庭訪問を通じて生活・心理・社会的背景まで支える姿が印象的でした。「安全な医療を提供する」だけでなく、一人ひとりの価値観や生活に寄り添うことも医療の大切な役割だと学びました。

ついた力

多角的に人を見る力

病院での実習に加え、助産師との家庭訪問や地域での母子支援を経験し、同じ妊婦さんでも、医学的な状態だけでなく、家族関係や生活環境、文化、本人の価値観など様々な側面があることを実感しました。一つの「正解」を当てはめるのではなく、その人の背景を想像し、複数の視点から考える力が身につきました。

今後の展望

医師として、妊娠・出産だけでなく、その前後の生活や子育てまで見据えて女性と家族を支えたいです。まずは臨床経験を積みながら、将来的には英国で学んだ多職種・地域との連携を生かし、医療と地域をつなぎ、妊娠から子育てまで切れ目なく支えられる仕組みづくりにも携わりたいと考えています。

留学スケジュール

2026年
2月~
2026年
3月

イギリス(ロンドン)

約1か月間、ロンドンのImperial College Healthcare NHS Trustで産婦人科の臨床実習を行うとともに、助産師の家庭訪問や、在英日本人の親子を支援する「英国なかよし会」の活動に参加しました。病院・家庭・地域という異なる場所で、妊娠から出産、子育てまで母子がどのように支えられているのかを実際に見て回りました。
今回の実習先は、自分で指導医を探すところから始まりました。インターネットで医師を探し、日本にゆかりのある中国出身の産婦人科医の先生に自らメールを送り、受け入れていただくことができました。とても親身に実習を組んでくださり、その先生とのつながりから現地で働く日本人医師などにも出会うことができました。
生活面では、病院近くのAirbnbに滞在し、イギリス人の女性とその息子と同じ家で約1か月生活しました。また、留学中にはトビタテ!留学JAPANの事前研修で知り合った仲間や、現地にいるトビタテOBとも会い、留学や今後の進路について話すことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

指導医との写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

留学中のちょっとした失敗は、帝王切開の見学中に迷走神経反射を起こしてしまったことです。日本で初めて帝王切開を見学した時にも同じ経験がありましたが、その後、日本で何度も帝王切開を見学して「もう慣れた!」と思っていたのですが、、その日はいつもの指導医とは違う先生についており、慣れない海外の手術室で英語に囲まれ、知らず知らずのうちに緊張していたのかもしれません。慣れたと思っていることでも、環境が変われば自分の心や身体は思った以上に緊張すること、そしてそんな時にかけてもらう小さな優しさがとても心強いことを実感しました。

病院近くの桜

物価の高いロンドンでの食生活

  • 生活 : 食事

ロンドン生活で困ったことの一つが、物価の高さ、特に食費でした。そこで、日本から持っていける食品はできるだけ持参し、現地での出費を抑えました。日本から持っていった抹茶のお菓子などは、現地で出会った方々にも喜んでもらえ、ちょっとした交流のきっかけにもなりました。また、現地では、飲食店やスーパーなどで売れ残りそうな食品をお得に購入できる「Too Good To Go」を積極的に利用し、イギリス生活を楽しみながら食費を抑えることができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行きたいという気持ちが少しでもあるなら、諦めずにまずは一歩踏み出してみてください!