留学内容
医学の文脈における、数理生物学の学習・研究を日本で行ってきたが、行き詰まるところも出てきた。
そのため、指導していただいている先生のツテで専門家の集う数学研究所に向かい相談することに。
結果、相談できるだけではなくセミナーや研究環境を存分に利用することが出来、また本業や病院のことを忘れ朝から晩まで研究に頭を使え、充実した研究生活となった。
最終更新日:2017年08月10日 初回執筆日:2017年08月10日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
医学の文脈における、数理生物学の学習・研究を日本で行ってきたが、行き詰まるところも出てきた。
そのため、指導していただいている先生のツテで専門家の集う数学研究所に向かい相談することに。
結果、相談できるだけではなくセミナーや研究環境を存分に利用することが出来、また本業や病院のことを忘れ朝から晩まで研究に頭を使え、充実した研究生活となった。
研究者として海外の研究者と議論することは不可欠であり、その訓練は早ければ早いほど良いと考えたため。
半年間行き詰まっていたテーマに対して解決策を思いついて帰国。異分野から数学を用いることへの不安や自信のなさからも脱することが出来た。
顔の皮の厚み力
期間も短かったが、多少下手でも日本と同じように議論するだけの力がついた。
しかし、語学力などが向上したというよりは、度胸がついただけのように思う。
研究に没頭する時間が得られ、進捗が得られたことはもちろん、その日々が非常に幸福であり研究者としての生活をしばらくしてみたいと感じた。ということで、来年は博士課程に進もうと思っています。
ヒトの生命現象を数学などの力を使ってより見通しよく観られるようにしたい。
2017年
4月~
2017年
5月
日中は Visitor room で一人で研究していた。コーヒー・紅茶・コピー機・Linux端末は自由に使え、建物の採光もうまく出来ていて非常に良い環境だった。
毎週金曜日は数理生物学のセミナーが開かれていたが、他にも街の各地で僕でも聞いたことのあるような学者が講演しており、それらの案内が学内メールで回ってくるので、その中から適当に選んで参加していた。学部生/院生のための講義もあったが、内容は日本とそこまで変わらなかった。
週に2回程度教授にミーティングしてもらい、そこで比較的詰められて向こう数日の方針を決めるような感じだった。結果としてはいい感じの導出を思いつき、数値計算で確認したところで帰国となった。有意義だったように思う。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
オックスフォードは住民の大きな割合を学生が占めているが、一応観光地でもあるため大通りにはホームレス・物乞いの方も多かった。さすがキリスト教国であり、そういった人々に対する目も日本のように厳しいものではなく、何らかの救済はあって当然という雰囲気があるように思う。
それを深く感じたのが、土曜日の大通りをローラースケートで滑走する修道士を見た時だった。パンの入った袋を持ち、ローラースケートでホームレスの方々へ配り歩く。配り終えたらまた教会へ滑っていき、またパンを持って帰ってくる。石畳の街ではこれが非常に効率的で、そういった知恵を持ち実行している点にその考えの根深さを感じた。
出国までにこれだけのことはやろう、そう決めたものの、できず…
3ヶ月前になれば流石に危機感が芽生えるだろう、1ヶ月前になれば…1週間前になれば… と、結局決めた内容を終えることなく出発の日に。ダメでしたね。
行ってみたらなんとかなるかと思いましたが、あんまりなんとかならなかったので、ちゃんと勉強するのがおすすめです。どうして勉強する気にならなかったのか自覚的になるべきでしたね(向こうに行ってから勉強する気になった)。
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