留学内容
ヨーロッパの火山、古環境変動学研究の最先端を行く研究グループにAcademic visitorという形で在籍し、多国籍の研究者と共同で研究しました。
留学の目的は3つあり、最先端の研究機器を使用した試料の分析、最新の分析手法の習得、プロジェクトへの参加を通じた火山・古環境変動学研究の学習です。また、様々な研究プロジェクトに参加することができたため、世界各地の研究(ヨーロッパ、アフリカ北東部、チリ、メキシコ等)に触れることができ、研究の視野が大きく広がりました。
特にイタリアでは実際にフィールドワークを行ったため、自分の行っているような地味な研究が日本以外の土地でも行われていることに感動を覚えました。また、出発直前には日本の火山地域をイギリスでの先生に案内する機会があり、自分の行っている研究の意義を再確認することができました。それらのフィールドワークを通じて受け入れ先の研究者やphdの学生と心を通じ合わせることができたと思っています。留学期間中は苦労することも多かったですが、先生方と信頼関係を築くことができたこと、phdの学生たちと仲良くなることができたことは私の人生を大きく変え、今では留学してよかったと心の底から思っています。