留学内容
留学のキーワードとしては「原発」ですが、原発の技術的な側面ではなく、社会的な分野からのアプローチをしており、理系と文系の間、「まんなか系」の留学だと考えています。「原子力大国フランスで、原発、とりわけ福島第一原発事故について、どのように語られ、どのように考えられているのかを知ること」を目的として留学しました。
具体的な留学内容としては、
(1) 座学:リール第三大学で交換留学生として、科学史・科学哲学の授業を中心に履修
(2) 意識調査:フランス人学生へのインタビュー、311関連のイベントへの参加
(3) フィールドワーク:フランスの原発立地自治体、ウクライナのチェルノブイリ
(4) ボランティア:福島の子どもをフランスに招いて行う保養プログラム
これらの経験から、日仏の比較ができ、改めて日本が抱えている原発の問題に対して客観的な視点から考えることができました。また、原発の問題に対して、今後、自分がどのような形でかかわることができるのか、そのヒントを得ることができたと思います。