留学大図鑑 留学大図鑑

ひでゆき

出身・在学高校:
大分県立大分舞鶴高校
出身・在学校:
九州大学
出身・在学学部学科:
総合理工学府
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年07月11日 初回執筆日:2018年07月11日

欧州で学ぶ大型エンジンの開発現場

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミュンヘン工科大学
  • オーストリア・ドイツ
  • ミュンヘン・グラーツ
留学期間:
6ヶ月弱
総費用:
1,240,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,210,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

まず実践活動として、オーストリア・グラーツにある大型エンジン研究センターにて一ヶ月ほどの短期インターンとしてエンジンのシミュレーションに携わる。その後、約五ヶ月間ミュンヘン工科大学にて交換留学生として講義を受講しつつ、内燃機関研究室に所属しエンジン研究を行った。

留学の動機

所属研究室から頻繁に留学生がでており留学に関心を持った上で、自身の専門についてより深く学ぶよい機会になると考えた。

成果

ドイツ・オーストリアで二つの研究室に身を置いたが、そこでの経験や行った議論をとおして彼らのものの考え方や研究のやり方を肌で感じることができた。また海外での生活を通して、異文化や慣れないもの関わる上での抵抗を取り除けたことはひとつ成長であると思う。

ついた力

気にしない力

なれない暮らしの中で人付き合いや研究にしろ、いろいろとストレスもありましたが、コーヒーでも飲んで一息つきながら頭を冷やせば何とか打開できるものだということを学びました。抱え込みすぎてイライラしては得られる助けも逃げてしまうかもしれないので、気に病みすぎず落ち着くことは大事なのかなと思います。

今後の展望

今後何をしていくかなど、まだ不明確なところはあるが留学を通して得た経験をもとに、また何事にも臆さず取り組みたいと思う。

留学スケジュール

2017年
9月~
2017年
9月

オーストリア(グラーツ)

グラーツ工科大学の研究室から発展した企業にて、インターンシップとしてエンジン内の数値流体計算を行った。具体的には燃焼モデルの部分に関する実験データの校正を行った。朝昼夕にみながコーヒーブレイクを始め、そこで各分野の専門家が雑談交じりに意見交換を行うさまは、うらやましく思う研究の現場であり休憩さえ仕事に繋がる環境は感心するものであった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

60,000 円

グラーツ市歴史地区
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

60,000 円

2017年
10月~
2018年
2月

ドイツ(ミュンヘン)

ミュンヘン工科大学へは、大学間の協定による交換留学生として大学に在籍した。大学で専門に関連しうる講義を受講しつつ、内燃機関研究室にも所属し、アシスタントとしてエンジンに使われる噴射系に関する研究を行った。研究を通して今後も使えるような解析手法を身につけることもできたが、なにより他の学生との意見交換やエンジンに関する議論も持てたことはよい経験であった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

80,000 円

内燃機関研究室実験施設の入口
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

80,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

ミュンヘンから比較的近い、日本でも有名な観光名所であるノイシュバンシュタイン城へいったときのことでした。そもそもミュンヘンは空港もあり日本人の多い町でしたが、この城への道中では外国の観光地とは思えぬほど日本語が聞こえてきて驚いたことを覚えています。だからどうということでもありませんが、大きな町などであれば海外といってもそれほどの身構えるものではないのかもしれません。

補修工事中のノイシュバンシュタイン城

留年したくないとすれば

  • 単位・留年 : 単位互換

交換留学制度であれば、単位互換制度が効くような留学先が多いと思います。
もちろん、事前にどういった講義を受講する予定でそれがそのまま単位として認められるのか、それともいずれかの講義と読みかえられるのか調べておくことは大事ですが、少なくとも一年に満たない期間であれば留年したりの必要はまったくないと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

準備はしっかりとするものですが、案外何とかなってしまうこともあります。
がんばりましょう。