留学内容
留学は私にとって幼少期からの夢であったので、大学時代に絶対叶えようという心意気で準備していた。TOEICなどの英語試験、石川国内での国際交流活動、国連での研修に大学1年時から地道に取り組み、そこで得た自信を胸にトビタテの地域人材コースに応募してトビタテ生として派遣していただけることになった。私が留学で学んだことは、専門知識、人脈、文化理解力である。1つ目の専門知識に関しては、農学分野におけるソフトウェアの開発と応用法について、そして日本とオーストラリアの農業の相違点を学んだ。ソフトウェアの主な役割は作物の収量や収穫時期をシミュレーションによって予測し、それを実際の栽培に活かすことである。留学先の南クイーンズランド大学では、このソフトウェア開発に積極的に取り組んでおり、私も2つのプロジェクトに参加させていただくことができた。2つ目の人脈は、留学生活を通して得た多国籍な人々との繋がりのことである。海外と関わる仕事がしたいと考えている私にとっては、将来的にもとても貴重なものである。3つ目の文化理解力は、先ほど述べた多国籍な人々との繋がりの中で得ることができた力である。本当の意味で文化や相手を理解するとはどういうことなのかを真剣に考えさせられる出来事が多々あり、結果的に私が留学で得た最高の成果なのではないかと考えている。