留学内容
スウェーデン王立工科大学に約10ヶ月間、研究留学に行き、専門である計算生物化学の中で、分子シミュレーションという技術を深く学んできました。分子シミュレーションはタンパク質の動きをコンピュータ上で再現できる技術で、創薬の分野に応用されています。この分子シミュレーションのスペシャリストになるために、留学先での研究活動を通して、分子シミュレーションの知見を高めることを留学の目的としました。
所属した留学先の研究室では、この分子シミュレーションを用いて、放射性リガンドの結合状態を解明するという研究を行っていました。具体的な研究活動としては、教授や他の研究者とディスカッションを積極的に行い、定期的に研究の進捗についてプレゼン発表を行いました。
本留学を通して、分子シミュレーションの知見を高め、特に創薬の分野でグローバルに活躍できる研究者に近づけたと実感しています。