留学内容
私の本来の留学の目標は、"Think globally, act glocally, 一人一人が環境問題の深刻さを理解し、一人一人が主体的に行動を起こすことのできる社会の創出"である。現代における環境問題は気候変動をはじめ、人間の予想を超えるような数々の異常現象を起こしている。自然環境は経済、社会、政治の全ての面で人間が生活を営む基盤である為、環境の劣化は人類の早急に解決すべき問題である。その解決のためには、企業や国の努力も重要であるが、それと同等に個人個人の主体的な努力も重要である。個人の行動を促すために、環境先進国であり、多くの先進的な取り組みをするスウェーデンに留学をし、個人の行動指針を確立する。そのために、北欧の事例を実践的に学ぶことのできる環境経済学の授業や、先進的な環境施設への訪問を通じてどのような行動をすればよいのかの理解を深めた。また、留学中に滞在していたシェアハウスで、シリア難民と出会い、彼に衝撃を受けて、シリアやスウェーデンの情勢をめぐるドキュメンタリーを製作した。現在、大学生や一般向けに5回目の上映会を終了した。また、タンザニアでは、持続可能な開発を掲げる慈善団体のプロジェクトに参加をし、三か月間タンザニアの山奥でボランティアを行った。