留学内容
王立工科大学(Kungliga Tekniska högskolan, KTH)では、「バイオインフォマティクス」と呼ばれる、生命科学と情報科学の融合領域について学びました。KTHは欧州有数の工科大学で、特に情報理工学と自然科学の領域において世界的にも高く評価されています。医療・創薬分野への応用に大きな期待が寄せられている本分野をKTHという先進的な環境で学ぶため、留学を決意しました。講義では、遺伝子発現パターンの解析や、アミノ酸配列からタンパク質の構造を予測するプログラムの作成など基礎的な演習に取り組みながら、本分野の臨床応用についても学びました。留学後半は研究室に所属し、「DNA配列の変異がゲノム解読に及ぼす影響の調査」というテーマの研究に、他2人の学生(ルワンダ人とスウェーデン人)と共同で取り組みました。研究の成果は、研究棟内で行われたポスターセッションで発表しました。