留学内容
私は農業が盛んである一方,日本に比べて降水量が少ないオーストラリアビクトリア州の湖の蒸発量の推定という基礎研究を行なう目的で2回に分けて留学しました.蒸発量の推定するためには水の酸素安定同位体比の蒸発するにつれて大きくなるという原理を用いて,すでに室内実験で論文化されている式を実際に湖に適用する必要があります.そこで現地で湖沼水をサンプルし,それ以外にも周辺の環境調査や河川水,地下水,降水のサンプルを行いました.また2回目の渡航では1回目の渡航での調査結果をもとに留学計画の練り直し,湖の水深別でのサンプル採取を行い湖の空間的な把握に取り組みました.