留学内容
文化を学ぶことの切り口として、主に演劇を学びました。実際に現地の大学で本専攻として演劇学科に属し、ドイツ人に混ざって勉強することはとても容易なことではなく苦労しましたが、その代わり自分で体感しなければわからないという教えのもとで、たくさんの演劇を見に行きました。そこで自分なりに解釈をし、日本に持ち帰ろうと思い、勤めました。
その他、自分の大好きなピアニストのコンサートに行ったり、と日本では果たすことのできなかった夢もたくさん叶えることができました。
最終更新日:2017年02月01日 初回執筆日:2017年02月01日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
ドイツ語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル<独検2級> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<ZertifikatB2> |
文化を学ぶことの切り口として、主に演劇を学びました。実際に現地の大学で本専攻として演劇学科に属し、ドイツ人に混ざって勉強することはとても容易なことではなく苦労しましたが、その代わり自分で体感しなければわからないという教えのもとで、たくさんの演劇を見に行きました。そこで自分なりに解釈をし、日本に持ち帰ろうと思い、勤めました。
その他、自分の大好きなピアニストのコンサートに行ったり、と日本では果たすことのできなかった夢もたくさん叶えることができました。
小学校の頃にオーストリアに2年ほど父の仕事の関係で住んでおり、その頃の美しかったヨーロッパの印象が強く、十数年経った今も幼少期の頃の憧れは消えないままでした。幼少期に身につけた微々たるドイツ語や、ヨーロッパの雰囲気をもう一度感じたいと思い、留学したいと思ったのがきっかけです。そこからドイツの文化、そして演劇をしっかり自分でこの目で見て吸収し、大学での勉強に活かせればと考えました。
様々な演劇を見てきたことで、今まで見たことのないジャンルものにも免疫がついてきたり、面白いと思えるものが増えて、本当に視野が広がったと感じています。
そして全く違う文化の中に生きる環境に自分を置くことで、様々な問題や苦労が発生し、「あ〜、これ日本だったらとっくに解決しているのにな、、」などと地団駄を踏んだ経験も、今となっては自分を強くすることのできた糧となっています。
行動力、忍耐力、諦めない力
忍耐力:一緒に住んでたルームメイト(各国から集まる)のおかげで、文化の違いにいちいち反応したり、怒ることも無くなりました。寛容になったような気がします。
諦めない力:日々の生活で、現地のスタッフと話さなければ前に進めない事例などが存在します。そういう時も怖気付かず、自分の言葉で伝えることを努力し、最後まで諦めず、粘り続けるということを意識するようにしていました。
本当はドイツ語を使って仕事をしたいと考えてはいたのですが、それは難しいので、国際化しようとしている企業に勤めることができたら良いなと考えています。
2015年
8月~
2016年
8月
日本とドイツの文化の違いを学びに留学した。特に演劇に焦点を絞り、多角的な視点で見ようと努めた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
9月ぐらいから街は4時頃には暗くなり、寒く、少し憂鬱な気分になる時もあります。ですが、11月になるとドイツでは一大行事である、クリスマスのため、町中がそわそわしだします。
そして、クリスマスマーケットというきらびやかな暖かな光に包まれた屋台がたくさんでてきます。そこで皆ホットワインを飲んだり、暖かい食べ物を食べたりして暖を取っていました。ドイツには日本ほど遊園地などアミューズメント施設がないように思えますが、こうした季節を大切にした催しが頻繁に行われるこそだからだと私は感じています。春には、Fruehlings Fest(春の祭り)や、秋にはオクトーバーフェストなど、この国は実は根っからの祭り好きであり、国民全体が参加することでより士気を高めているのだろうなあ、と考えさせられました。私はそれを考えたとたん、この国が大好きになりました。お堅いお堅いと言われ続けているドイツ人ですが、実は心の中にはたくさんの遊び心を秘めているのだと思うと、奥深いですよね。
出会った人はほぼ全て良い人ばかりだったのですが、特記しておきたいと思ったのが私のタンデムパートナーの女の子です。タンデムパートナーとはドイツ語と日本語、そして自国の文化を楽しく教えあうパートナーという意味です。ドイツについて数ヶ月、何もわからない私に色々なはやりの言葉や、ドイツの文化を教えてくれたのは、この女の子です。時には私の発表課題に付き合ってくれて、4時間も5時間も一緒に取り組んでくれたりし、本当に感謝してもしきれない人物ナンバー1です。
ベルリンの冬は日没がとても早いのですが、そこで太陽が好きな私は少し元気が無くなってしまう時期がありました。なんで日が出ないだけでこんなにも元気がないのだろう?と自分に問いかけていたところ、理由はそれだけではないことに気づきました。「最近米を食べていない!」
そう、最近は簡単ということでパスタばかり自炊し、米を食べることを怠っていました。なのでそれに気づいた私は、すぐさま日本食スーパーにダッシュし、米を買い付けました。(普通のスーパーの60円ほどで購入出来るMirchreisも日本の米に食感が似ているというのを、その後すぐ知りました)そうするとやはりなんとなくやる気の出なかった気持ちが、解消されました。
それと私のなかで大切だなと思ったのが、日本のお笑い番組です。今はネットでいくらでも観れるので、ジャーマンジョークが理解できず、笑いが足りなかった日などは、そこで元気を回復させていました。
ドイツで体の体調に異変が起きた場合、KrankenhausとArztという二つの施設のどちらかを選んでいくことになります。
以下は私の失敗談から学んだことです。私は二階建てバスの二階から滑り落ちて頭を打ち、脳震盪を起こすという失態を犯してしまったのですが、その際にどちらに行けばいいんだろう?と思い、まずはKrankenhausに軽い気持ちで行きました。そして鈍痛を抱えたまま2,3時間は待たされました。なんでこんなに待つんだ?と疑問に思い、近くにいた医師に聞いてみたところ「ここは重病患者のためのところで、あなたはArztに行った方が早く診てもらえるわよ」と言われました。「え、、ちょっと待って、そんなこと受付の時に言ってくれなかった、、」というのもドイツではよくあることで、自分から情報を探しに行かなければならないのだと再確認しました。そして、Arztに行ったところ、15分ほどで診察してもらい、無事脳震盪のみと診断されました。
ここでわかったことは、Krankenhausは重病人のための場所で、日本でいう大学病院のようなもので、Arztはかかりつけ医のようなアットホームな診療所のイメージであることがわかりました。そして大体どちらも予約はしていかないとダメです。効率的な仕事を好むのでしょう。
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