留学内容
私は膝上で切断した大腿切断者が走行時に使用する義足の膝のパーツ(膝継手)の研究している.そこで,本留学は研究を発展させるため,ドイツで約半年間過ごした.留学開始からの1か月間は,語学学校でドイツ語を学んだ.1ヶ月でドイツ語を話せるようにはならなかったが,ドイツでの生活に慣れるためにはとても重要な期間であった.その後は,ケルン体育大学の研究室に席を置きつつ,修士課程の授業を受けた.研究室での活動は主に,実験の手伝いである.実験時に用いる装置の配置や実験後の計測データの処理などを行った.また,ミーティングの参加,自身の研究発表を行った.しかし,私にできることは少なく,何かを成し遂げることはできなかった.授業は週に5コマあった.正規生での留学ではなかったため,単位に関係なく授業を選ぶことができ,他のクラスメイトよりもコマ数は少なかった.専攻は人間の運動についてであった.授業は英語で行われ,クラスメイトの半数がインターナショナルであった.授業は実践することが多く,とても記憶に残っている.休暇中はヨーロッパを旅して過ごした.ヨーロッパ内を旅することは比較的に容易であり,安価であった.