留学内容
2019年のあいちトリエンナーレでは平和の少女像展示が炎上するなど、挑戦的な主題を持つ芸術作品をあたりさわりのない解釈に回収せず、作品鑑賞を通じてみなが現実のさまざまな問題を考え議論する場を整えることは時折大きな困難を伴います。本留学では、ナチズムの反省に基づき議論する観衆というあり方が根付くドイツへ渡り、上記の問題意識に基づきながら、フェミニズムの主題を持つダンスパフォーマンス作品の制作・上演アシスタントとミュージアムでのインターンの実践活動、加えてベルリン自由大学の美術史学科で研究を行いました。