留学大図鑑 留学大図鑑

田中律羽

出身・在学高校:
松本深志高等学校
出身・在学校:
東北大学
出身・在学学部学科:
工学部
在籍企業・組織:

留学中にトビタテ生達で立ち上げた活動はこちら
https://instagram.com/ekkyo.hub?igshid=YmMyMTA2M2Y=


最終更新日:2023年04月10日 初回執筆日:2023年04月10日

技術×デザインで日本の技術力に付加価値を

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デンマーク工科大学 他
  • デンマーク・ドイツ
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,210,000円
  • 大学独自のもの 400,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

【概要】
デンマーク工科大学では、工学士を持つ学生が属する技術デザインのクラスにて、スタートアップ立ち上げに参画したり、プロジェクトマネジメント手法を学んだりした。
その後ドイツベルリンのアクセラレータにて、アクセラプログラムのマーケティングや技術探索、イベント運営などの有給インターンを行なった。
【各活動に対して立てた問いと活動を通しての考察】
◎デンマーク
Q) “デザインの国”デンマークでは、技術者への起業家教育がどのように行われているのか。
A) 産学が個人レベルで連携して技術をオープンにしている。学生が自分で市場を見て、考え
て、動くことが当たり前。教育そのものがデザインされていた。
◎ドイツ
Q) ”欧州トップのイノベーションハブ” ベルリンでは、どのようにエコシステム が形成されているのか?
A) "CO-CREATE"のマインドが街全体に浸透したオ ープンな環境。人と人がすぐ繋がれるオープンな 環境。ネットワーキングでの偶発的な出会い・対面で出会う価値を再認識した。

留学の動機

工学研究科で研究してきた経験と、企業への事業提案やアメリカでのMBA研修などに多数参加してきた双方の経験から、日本における技術開発が市場と大きく乖離しているのではないかと疑問を持つようになった。日本の強みである技術や研究者のプレゼンスをどう高めるか、”技術デザイン”をテーマに、スタートアップ立ち上げやエコシステム形成、プロジェクトマネジメントを学び実践したいと考えたから。

成果

スタートアップ"エコシステム"形成: ヨーロッパのエコシステムに入り込み、プロジェクトマーケティングを行う。
官民の巻き込み方: 日独の行政と連携した事業づくり、他国の行政担当者へのファーストコンタクト。
トビタテ初となる海外対面イベントの開催。

ついた力

巻き込みとマネジメント力

留学中のトビタテ生が集まり偶発的に議論する場がなかったため、トビタテ初となる海外対面イベントを開催した。企画構想から実行まで2か月という短期間の中、留学中のトビタテ生を巻き込み企画運営を行った。 参加者はヨーロッパを中心に、15カ国48名。カンファレンスを通した熱い議論の場の復活を実現。事務局からも非常に高評価で、今後の活動へ向けた第一歩となった。

今後の展望

留学中にインターンを通して携わってきたオープンイノベーションは、就職後今度は大企業の立場から関わる。また留学中にトビタテ生と立ち上げたEKKYO.HUBは、法人化に向け整備を進めつつ、事業を広く深く広げている。

留学スケジュール

2022年
1月~
2022年
8月

デンマーク(コペンハーゲン)

工学士を持つ学生が属する技術デザインのクラスにて、スタートアップ立ち上げに参画したり、プロジェクトマネジメント手法を学ん工学士を持つ学生が属する技術デザインのクラスにて、スタートアップ立ち上げに参画したり、プロジェクトマネジメント手法を学んだりした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

企業と大学の距離がとても近いのが、デンマークの大学教育の特徴
学内でのピッチイベントや、展示会も多かった
Tobitate!EuroSummit
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2022年
8月~
2022年
12月

ドイツ(ベルリン)

ドイツベルリンのアクセラレータにて、アクセラプログラムのマーケティングや技術探索、イベント運営などの有給インターンを行なった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ヨーロッパ中を飛び回ったインターン
自分がようやく半人前になれたと感じたSlush
日本中の支援企業様へプレゼン
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学中に立ち上げたEKKYO.HUBのメンバーは、心から尊敬できる大好きな人たちです。
「ないなら、自分たちで創ろう」と、今の日本社会やトビタテに足りないことを考え、実行しています。.

トビタテと外部のチャネルとしても活動してます

留学から繋がるストーリー “今、これやってます”

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

コロナ禍留学

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

コロナ禍で全く先が見えない中の留学準備、留学後もインフレや急激な円安で大変なこと続きでしたが、留学したことに一つも後悔はありません。海外の学生をみて刺激を受けるのは勿論なのですが、意外だったのは留学中のトビタテ生や欧州で活躍されている日本人の方々に非常に刺激を受けていることです。こんな人になりたい!という出会いが多くあったこと、そしてそれらをすぐに自分の次の行動に落とし込める今の環境は、今とびだしてきたからこそ得られたものだと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学をあきらめる理由や障壁になるものは山ほどあります。ただ少しでも興味があるのなら、何か新しいことや変化を求めているのならば、是非前向きに留学を検討してほしいです。世界の流れに反し、今の日本は留学生が減っています。コロナ禍の長い鎖国を経て、日本への留学をあきらめざる得なかった海外の学生も多数います。大きな損失だと思います。是非私たちの世代が外に出て日本の課題や可能性を知り考え、共に行動しましょう!