留学内容
国際協力という分野において、世界トップレベルの国際協力活動を行うデンマークのコペンハーゲン大学にて紛争解決学や開発学を学ぶことで、日本とは異なった視点から国際協力の在り方について考えました。また、実践活動として、ヨーロッパ各地の大戦の跡地や資料館等の訪問、インタビュー等を通じて、「平和」とは何か考え直すためのフィールドワークを実施しました。
最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
国際協力という分野において、世界トップレベルの国際協力活動を行うデンマークのコペンハーゲン大学にて紛争解決学や開発学を学ぶことで、日本とは異なった視点から国際協力の在り方について考えました。また、実践活動として、ヨーロッパ各地の大戦の跡地や資料館等の訪問、インタビュー等を通じて、「平和」とは何か考え直すためのフィールドワークを実施しました。
私は、日本とは異なる立場から学んだ開発学や紛争解決学等により国際協力に対して新たな視点を持ちたいと思い、留学を決心しました。また、中学生の頃から国際協力の分野で働きたいと思い続けていたので、将来、世界を相手に開発援助を通じて平和構築活動に携わっていくのであれば、日本にいて日本の援助を学ぶだけでは知識も経験も足りないだろうと考えました。
10ヶ月間の留学を経ても、国際協力の在り方について「これだ!」と思えるような答えは見つかりませんでした。しかし、言語や人種、そして異文化などの壁にぶつかりながらも、世界各国から集まる大学院生たちと共に学ぶことが出来たのは自信につながる経験です。また、フィールドワークを経て、現地に足を運び、現地の人の声を聞くことの大切さを改めて認識しました。
自分の行動を俯瞰してみる力
日本の大学生活では、毎日たくさんの課題や課外活動、アルバイトに追われ、自分自身を見つめ直す機会が全くと言っていいほどありませんでした。しかし、留学中は時間にゆとりがあったので、これまでの人生で一番自分自身と向き合うことができました。思っていた自分と、留学中に壁にぶつかってから新たに気づいた自分は大きく異なっていたことから、自分の行動の因果関係などを深く考えるようになりました。
留学を経て、本当にやりたいことは国際協力なのかどうかよく分からなくなってしまった時期がありました。また、国際協力の道に進むにしても、どこから課題にアプローチしていくべきか明確にする必要があります。自分の進むべき道を見極めるため、休学を決心し、現在は東京で国際協力に限らず様々なコミュニティに身を置いて活動しています。
2015年
9月~
2016年
6月
交換留学先のコペンハーゲン大学にて、紛争解決や開発に関する講義を受けていました。また、市内の学生が運営するカフェのような場所で、日本語ボランティアをしたり、リサーチアシスタントとして、人のネガティブな記憶に関する心理学的な研究のお手伝いもしていました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 93,000 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 93,000 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
2016年
6月~
2016年
6月
虐殺や紛争の歴史がある地域をまわり、施設の訪問や現地の人々へのインタビューを通じて、「平和」について考え直すためのフィールドワークを実施しました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
私にとっての留学とは、「とことん自分と向き合う時間を持てる経験」です。私の留学は決して華々しいものではなく、楽しかったことよりも、悔しかったことの方が多かったかもしれません。しかし、日本にいては気がつかなかったような自分の弱さに真正面からぶつかることができた期間でした。壁にぶつかる時は、自分の外側に原因があるように見えて、実は自分の内側に一番の問題があるということを学ぶことができた貴重な留学期間でした。
コペンハーゲンは住宅不足です。しかし、公用語はデンマーク語なので、毎年やってくる大量の留学生のほとんどは、大学が提携している斡旋会社と契約します。つまり、みんなが集中して斡旋会社と契約しようとするので、早い者勝ちで家がなくなっていきます。申し込みを開始する日時はあらかじめメールで送られてくるので、条件の良いところに住みたければ申し込み開始後すぐにオンライン上の申請用サイトに飛びましょう。整理番号が配られるほど、凄まじい競争です。