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すみれ

出身・在学高校:
南陽高等学校
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最終更新日:2024年03月29日 初回執筆日:2024年03月29日

後発開発途上国の医療体制を学ぶ

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Project Abroad
  • タンザニア
  • アルーシャ
留学期間:
4週間
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 370,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

私は「後発開発途上国で新しい命を守るには」というテーマでタンザニアに4週間留学しました。平日の午前中は3時間ほど現地の病院を視察しました。私は主に産科を視察することが多かったです。他には内科や歯科、ラボや薬局なども見ました。午後からはタンザニアで流行している感染症についてのプレゼンテーションを行なったり、ワークショップを受けたりしました。ワークショップではオレンジを使って注射の練習をしたり、鶏肉で縫合を学んだりしました。現地の幼稚園を訪れて衛生教育を行った時は子どもたちにすごく癒されました。週に1回ほど、ドクターと一緒にバスで3~5時間ほどかけてマサイ村を訪問しました。そこでは小学校や幼稚園を借りてアウトリーチを行いました。血圧を測ったり、薬を処方したりとかなり実践的なことができて良い経験になりました。アウトリーチは毎回ほぼ1日かけて300人近くの患者さんの対応をしていたので帰った時はくたくたでした。
休日は同じプログラムのメンバーとタンザニアの自然を満喫していました。

留学の動機

元々海外に行ったことがなく、自分の知らない世界を感じたいな〜と考えていました。しかし、何のために留学するのか、どうやって留学するのか、たくさんのお金はどうやって賄うのか、留学に関する知識がほとんどなかった時に学校の先生がトビタテ!について教えてくれました。自由な留学計画を立てられる、返済不要の奨学金がもらえるなどトビタテ!ならではの特徴にすごく魅力を感じ、応募することを決めました。

成果

タンザニアは自分が思っていたよりも経済格差が大きく、医療という面でもそれを感じることが多かったです。日本では考えられないような医療問題(医療従事者の数が極端に少ない、長時間かけて病院に通っている患者さんがいるなど)も少なくありませんでした。それでも医療体制の充実についてアンケートをとったところ、多くの患者さんが「タンザニアの医療は充実している」と答えていて知らないって怖いなと改めて感じました。

ついた力

何にでもチャレンジする力

留学中は自分の英語がうまく伝わらなかったり、文化の違いを理解するのが難しかったりと苦労することも少なくありませんでした。そんな中で「今、自分に何ができる?」と自問自答し、行動することで今ある自分の環境を最大限自分のものにできるよう意識していました。待っているだけじゃダメ、良いことも悪いことも自分から動かないと体験できない!ということをすごく感じました。

今後の展望

将来は、発展途上国などの医療体制が十分整っていない国で医療を提供できる医療従事者になりたいです。特に、お産という面で1人でも多くの人を笑顔にしたいです。2回ほど帝王切開を見学させていただいたという経験はこれからの自分に必ず活かせると思います。今回の留学で学んだ貧富の格差や医療問題を少しでも改善していけるよう、まずは今ある問題をしっかり理解すること、英語力を伸ばしていくことを頑張りたいです。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

タンザニア(アルーシャ)

私は「後発開発途上国で新しい命を守るには」というテーマでタンザニアに4週間留学しました。日本とタンザニアの医療体制を比較し、何が問題なのかを自分なりに明らかにすることができた留学でした。平日の午前中は3時間ほど現地の病院を視察しました。テーマにもあるように、私はお産という点に興味があったので主に産科を視察することが多かったです。他にも内科や歯科、ラボや薬局を見学し日本との違いを感じました。午後からはHIVや結核についてプレゼンテーションを行なったり、ワークショップ、スワヒリ語教室を受けたりしました。ワークショップではオレンジや鶏肉を使って実践的な医療スキルを学びました。現地の幼稚園を訪れて衛生教育を行ったこともあり、子どもたちの姿が今でも思い浮かびます。週に1回ほど、ドクターと一緒にバスで3~5時間ほどかけてマサイ村を訪問し、アウトリーチも行いました。ドクターの横で診察をしたり、血圧を測ったり、薬を処方したりとかなり実践的なことができて良い経験になりました。多くの患者さんがマサイ語を話していたのが印象に残っています。アウトリーチは毎回300人ほどの患者さんの対応をしていたので終わるのにすごく時間がかかりました。
休日は同じプログラムのメンバーとサファリへ行ったり、ラクダに乗ったりタンザニアをenjoyしてました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

帝王切開前に一枚
マサイスクールでの健康診断
給食を食べる子どもたち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

病院を視察中、突然ドクターに「ついてきて!」と言われ走ってとある部屋へ。そこにはもうすぐ赤ちゃんが生まれそうな妊婦さんが苦しそうにベットに座っていました。「今から移動するからね!」と言いドクターは車椅子を探しに行き、部屋には妊婦さんと私だけに。その間、妊婦さんは私をずっと抱きしめていました。陣痛がきたのか、一度とても強い力で抱きしめられ驚きましたが自分が不安な気持ちでどうすると私も「ポレポレ、ポレポレ」と返していました。(ポレポレはスワヒリ語でゆっくり、ゆっくりという意味)ドクターと一緒に車椅子で分娩室まで妊婦さんを運び、妊婦さんとはそこでお別れをしました。次の日、無事赤ちゃんが生まれたことを知った時は命の尊さを心から感じました。

大好きな先生と
視察させてもらった病院

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

同じプログラムの仲間と同じお家で4週間一緒に生活してみんなでたくさんのことに挑戦しました。年齢、性別、国籍も違う仲間だったからこそいろんな刺激を受けることができました。留学後も定期的に連絡を取ったり、一緒に遊びに行ったりしています。いつかまた成長した姿で全員に再会できることを楽しみにしています。数えきれないほどの思い出をくれたみんなに感謝です!大好きだよ〜!!

みんなで作ったタンザニアの伝統料理『サモサ』
病院視察最終日!

プレゼンテーションから学んだこと

  • 語学力 : 英語

最初に英語でプレゼンテーションをすると聞いたときは「自分にできるかな…」と不安でいっぱいでした。出来るだけ前を見て発表できるように何度も何度も繰り返し練習していたのを覚えています。(バスから降りるギリギリまで1人でぶつぶつしゃべっていました笑)プレゼンテーションがきっかけで人前で英語を話すことの緊張も少しずつなくなっていきました。何ども練習したおかげで英語でもつまらずに話せるようになったり、使いやすいフレーズを覚えたりすることができました。毎回自分のパートが終わった時にメンバーの子が「良かったよ!」とハイタッチしてくれたのが自分への自信にもつながりました。日本に帰ってからも、学校などで英語で発表する機会があったのですが、そこではタンザニアでの経験を活かすことが出来ました。自分の中でプレゼンテーションをすることが好きになりました。

みんなでプレゼンテーション

留学前にやっておけばよかったこと

「もっと自分について知っておけばよかった!」とすごく感じました。初めて会った人に「自分の好きなことは?」「普段何して過ごしてるの?」と聞かれた時に「あれ?自分って何が好きだっけ?」「いつも何してるかな?」とうまく考えが浮かばず、正直に答えられなかったことがありました。自分についてはもちろんですが、自分の住んでいる地域、家族、友達についてももっと知っていく必要があるなと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

初めてトビタテ!のことを知った時は「海外にいく」ことに魅力を感じている部分が大きかったのですが、いざ自分が考えた探究テーマで留学してみると想像もしなかったことの連続でした。文化の違いにショックを受けることもありましたが、今となれば全て自分にとっての宝物です。タンザニアで学んだことはいろんな形で必ず自分に返ってくると思うので留学してよかったなとつくづく感じます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「どれだけたくさんのことを吸収できるか」が留学のカギです!楽しいことも辛いこともやってみないと体験できません!不安なことがあったり、自分の留学を心から応援してくれない人もいたりするかもしれませんが、「自分がしたいこと」を忘れず、新しい世界を知って欲しいです!応援しています!