留学大図鑑 留学大図鑑

Ryoko

出身・在学高校:
長岡工業高等専門学校
出身・在学校:
長岡技術科学大学
出身・在学学部学科:
電気電子情報工学課程
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年03月15日 初回執筆日:2024年03月15日

天才たちと戦うための自信

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • AGH University of Science and Technology, Faculty of Materials Science and Ceramics
  • ポーランド
  • クラクフ
留学期間:
5か月
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 850,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOIEC 800点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私は、自分が普段研究している内容からは少し離れて、材料科学についての研究を行いました。これからどんな分野でも研究でも、工学を志す限り必ず通る材料科学の基礎や応用を身に着けるために、AGH大学への研究留学を決意しました。初めの一か月は、とにかく新しいこと・初めてのことの連続で、新鮮さに感動しつつ、自分のできることがかなり小さく狭く感じて、正直病みました(笑)。それでも負けじと、せっかく来たのだから、誰も想像してなかったような、期待していなかったことをやり遂げてやる!と強い意志をもって、根気よく研究に取り組みました。そのおかげで、「これからも一緒にあなたと研究がしたい」と言っていただくことができました。

留学の動機

私は、正直新しいことが苦手で、現状維持大好き人間でした。「留学は気になるけど、やっぱり海外に一人で長期的に行くのは不安だ。行かなくても生きていける」と、少し悲観的に考えていたのを今でもよく覚えています(笑)。それでも、自分のコンフォートゾーンを脱し、自分の限界を越えることに慣れないと、自分の夢が達成できないと思い、自分の苦手な化学の克服と、「チャレンジ」をするためにこの留学を決めました。

成果

「私は天才じゃない。」ずっとこの気持ちと戦ってきた人生でした。でも今は、「私は天才じゃない。けど努力すれば戦える。」と思えています。高専・大学と、色んな天才と出会っていく中で、常に負けていること・できないことに慣れてしまっていた感覚が一変しました。常に上を見て、時間をかけて、努力したから得られたこの自信は、私のかけがえのないこの留学の成果です。

ついた力

自己肯定力

私は、何かにチャレンジするとき、この力は必須だと思っています。自分ならできる、やってやる、そんな気持ちがなければ何も達成できません。もうこれ以上の努力はないと思えるほどの努力をして、目に見えた結果が得られて、初めて自分は本当の意味での努力をしたことがなかったことに気づけました。

今後の展望

私は、トビタテのプログラムのおかげで、自分の夢やキャリアについて自然に考えて口に出せるようになりました。外国で働きたい、博士号にチャレンジしたい。色んな気持ちや夢がこの経験を通してできました。そして。この経験をこれからもっと価値のあるものにするために、研究の道に進みたいと思っています。

留学スケジュール

2023年
9月~
2024年
2月

ポーランド(クラクフ)

私は、自分が普段研究している内容からは少し離れて、材料科学についての研究を行いました。AGH大学の、教授・博士の方々で構成される研究チームに参加し、サンプルの作製や分析、学術論文の執筆を行いました。日本の研究室と違い、常に教授や博士と毎日打ち合わせ、研究し、かなりリサーチ能力は上がったと思います。果敢に努力し、常に自分と周りに対して誠実でいることを意識して研究生活を送りました。そのおかげで、「研究をこれからもあなたと続けたい」と言っていただくことができました。この言葉にかなり励まされ、自信がついたと感じます。生活では、私は学生寮に住んでいたので、時には騒がしくて眠れなかったり、機械(洗濯機やオーブンなど)がうまく使えなくて困ったこともありましたが、周りの学生さんもかなり優しかったので楽しく過ごすことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

50,000 円

現地の友達と飲み会!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

日本でよく聞く、「海外の水道水は飲めない」や「生卵は食べられない」を、ただの好奇心だけで、自ら実験してしまいました。もちろん人によるし、そのときの色んなコンディションが加味されると思いますが、私は水道水はなんともなく飲めました。しかし、帰国三日前になって「お?生卵はまだチャレンジしてないぞ」と思い食べたら、翌日体温41℃(笑)。無事帰国日までに下がって回復したのでよかったものの、よい子の皆さんにはおすすめできません(笑)。

帰国直後、まだ少し青白い私(笑)

現地語は話せるに越したことがない!

  • 語学力 : その他の言語

私の行ったポーランドは、公用語がかなり難しいと有名なポーランド語で、少ししか勉強していきませんでした。大学では、かなり英語が通じてあまり苦労しませんでしたが、学生寮の管理人さんや、現地のレストランなどで、現地語が話せず苦労したことが多々ありました。なので、現地語が話せるに越したことはないです!

留学前にやっておけばよかったこと

現地語の勉強!これは非常に思います!あとは、帰国前にお世話になった人数名にお礼の手紙を書くために、日本のポストカードを数枚持っていくとかなりいいな!と思いました。

留学を勧める・勧めない理由

とにかく、私のような現状維持環境を脱したい人にはおすすめです!新しいこと・初めてのことをかなりポジティブに捉えられるようになりました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私はかなり不安や心配な気持ちと戦ったので、そういう方たちに向けて書きたいです。周りには、好奇心と高揚感だけで、不安なく海外に飛び込める人たちもいます。けど、その不安な気持ちを大事にしてあげてほしいです。不安や心配は、裏返せば慎重で手堅いです。何事にもいい面・悪い面があります。あなたを邪魔するのも、守れるのもあなただけ!