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丹野凛緒

出身・在学高校:
立命館守山高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年01月28日 初回執筆日:2025年01月28日

解剖学を活かしたバレエ教育と芸術的価値観

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミッチャム女子高校(ミッチャムダンス)
  • オーストラリア
  • アデレード
留学期間:
2.5ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

バレエと医学を基に芸術について探求するため、オーストラリアに留学しました。テーマは「解剖学を活かしたバレエ教育、芸術的価値において日本とオーストラリアの芸術的価値の違いは何か」です。バレエを安全に行うためには、身体の構造を理解し、適切にアプローチすることが不可欠で、その基盤となるのが解剖学です。また、芸術に対する高い意識が発展を促すと考え、これらが実現することで日本のバレエ界に貢献できると感じました。留学を通じて、将来の目標とテーマの解決策を見つけることができました。

留学の動機

バレエのコンクールでカナダ留学のスカラシップを得たものの、それはバレエ学校のオーディションを受ける形でした。バレエダンサーを目指す一方で医学にも興味があり、留学するなら自分の将来に役立つプログラムを選びたいと考え、英語の勉強も含めてトビタテを活用して留学を決断しました。このおかげで、自分の夢に合った形で留学を実現できました。

成果

オーストラリアは芸術への意識が高く、多様な文化が大切にされていることを、学校やバレエ教室に通い、週末の体験を通じて実感しました。特にホストファミリーには、衣食住のサポートだけでなく、精神的な支えもしてくれ感謝しています。いつでも相談できる環境をあったおかげで、英語力が向上し、学校の成績オールA、出席率100%を達成することができました。

ついた力

本質をついた思考力

留学当初、英語に自信がなく、わからないことを聞けずに自分に嫌悪感を抱いていました。しかし、日本人のルームメイトの影響で思考が変わり、留学の目的を思い出して「本当にやるべきことは何か」を考え始めました。考えが変わると行動も変わり、1人で出かけるのが楽しくなり、電車で初めて会った人と会話を楽しむこともありました。本質を見極めることで、感情に左右されず、より良い方向へ導かれると感じています。

今後の展望

バレエダンサーとして芸術の素晴らしさを直接伝えると同時に、医師としてバレエダンサーを支えたいと考えています。芸術は人の心を豊かにし、感受性や共感力を高め、視野を広げます。そんな影響を与えられるダンサーになりたいです。医師としては、ダンサーの健康を守り、安心して舞台に立ち続けられるようサポートすることで、間接的にバレエ界に貢献したいと考えています。両方の道を通じて、芸術の発展に繋げます。

留学スケジュール

2024年
7月~
2024年
9月

オーストラリア(アデレード)

オーストラリアアデレード州で公立高校に通いました。ホームステイをしていて放課後にはバレエ教室に通ったり、ホストブラザー、シスターへアンバサダー活動をしたりしました。週末にはホストファミリーとビーチや公園に行き、スポーツやBBQも楽しみました。アンケートではホストファミリー、学校やバレエのお友達、公園で出会った方などに芸術に関して簡単なアンケートを行いました。答えてくれた方には感謝の気持ちとして日本らしい付箋をプレゼントしました。
解剖学を活かされたバレエ教育は行われていることがわかりました。しかしオーストラリアの教育にも日本と同様に課題があることを感じます。芸術に対する意識はオーストラリアが圧倒的であり、目指したい方向を見つけることができ、留学を通じて得たことを活かしていきたいです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ホストファミリーの家でBBQをしている様子。
学校のお友達がバレエ教室まで来て撮ってくれた写真。
ビーチと日の入り
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

留学とは新たな価値観を得ることだと考えます。
土地、人種、言語が異なる環境に身を置くと、まるで別の世界にいるような感覚を覚えます。そのような驚きや時には裏切りとも言える経験を通じて、人間として大きく成長できると感じます。
例えば、バレエのレッスンで新しい振り付けを先生から教えられた時のことです。ある生徒が「こうしたらかっこよくない?」や「この振り付け好き」といった意見を口にしていたことがありました。日本では、レッスン中に生徒が積極的に話すことは少なく、先生の指示に従うのが一般的だと思っていました。このような文化の違いを目の当たりにすることで、今まで常識だと信じて疑わなかったことが覆される瞬間が何度もあり、自分の考えがどれほど狭いものだったのかを痛感しました。

ラストレッスンみんながおすすめのお菓子くれました

節電節水!!ちょっと厳しかったハウスルールをどう乗り越えたのか

  • 住まい探し : ホームステイ

ホストファミリーはとても優しく、留学生思いで、いわば「当たり」の家族でした。しかし、水と電気の使用については少し厳しかったです。普段からそこまで気にしていなかった私は、資源の大切さを学びました。具体的には、洗濯は1週間に1回、寝る前にヒーターを切る、シャワーは15分以内などです。電気をつけたまま洗面所に行くと、消してねと注意されたこともありました。注意されたときは申し訳ない気持ちと、そこまで考える必要があるのかという不満も感じました。しかし、オーストラリアは環境やエネルギーに対する意識が高いことを知り、一度ブレーカーが落ちて寒い一夜を過ごしてから、心掛けるようになりました。さらに、寝るとき寒いことを相談したところ、毎日湯たんぽを作ってくれるようになり、相談することの大切さも実感しました。

初めてのベジマイト
手作りピザ

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は自分を成長させる素晴らしい機会です。辛いことや嬉しいこと、さまざまな経験を通じて確実に成長できます。しかし、準備や帰国後の振り返りを怠ると、その経験がただの思い出で終わってしまいます。そこでトビタテ生になることをおすすめします。奨学金だけでなく、事前・事後研修やトビタテコミュニティなど、充実したサポートがあり、留学経験を将来へと繋げていくことができます。ぜひ検討してみてください!