ノルウェー(ドランメン)
8月〜12月、交換留学先であるサウスイースタン・ノルウェー大学でTheory of Human RightsとMulticulturalism and International Human Rights Protection and the Role of International Institutions, Mechanisms, and Relationsという授業を受講しました。最終課題では、高齢者の人権やケアについて国際的な視点でノルウェーと日本の状況を比較するエッセイを執筆しました。また、9月〜12月の間、初期の認知症の高齢者が集まってアクティビティを行う Villa Fredrikke aktivitetshusで週1回のボランティアを行いました。高齢者の方は英語を話すことに慣れておらず、コミュニケーションに苦労することがありましたが、一緒に食事を作ったりアクティビティをすることで、関係性を深められました。
また、オスロ大学病院やノルウェー看護協会、ケアリサーチセンターに訪問し、研究チームに混ざってミーティングに参加しました。ミーティングでは、自分自身の研究に加え、日本の医療・福祉の状況をプレゼンテーションし、将来的なコラボレーションの可能性についてディスカッションを行いました。
学生寮では、他の学生4名とキッチンのみをシェアしていました。そこでは、ノルウェー人のルームメイトと仲良くなり、一緒にアニメ鑑賞をしたり、食事をしたりしていました。彼らと日常生活の一部を共有する中で、ノルウェーの食事や文化をたくさん学びました。ノルウェー人は「シャイ」であると言われることが多いそうで、初対面の人との距離感が日本人の感覚と似ており、関係性を深めやすかったと思います。ノルウェーの伝統料理を食べてみたいというと、何時間もかけて作ってくれて、とても優しい人たちでした。