留学内容
実習では眼球上にあるコンタクトレンズを自動で検出し、動きを分析するソフトウェアの開発に携わった。現在までに開発された段階ではレンズの装着者が日本人であることを想定したものであったが、本実習ではアルゴリズムを見直し、さまざまな人種にも対応できるように改良した。具体的な改善点としては画像内の色のヒストグラムを分析し、自動で最適な閾値を求めることやエッジ抽出処理に追加で処理を加え精度の向上を実現した。その過程では開発したプログラムを使って現地の方々と臨床実験を行い性能の評価と改善を繰り返し行った。これによりグローバル化の進む国際社会に対する研究者としての知見を得ることができ、実りのある海外実習となった。