留学内容
「生理の貧困」をテーマに、フィリピンのセブ島へ留学しました。生理の貧困とは経済的な事情から生理用品にアクセスできない状況のことで、フィリピンでも多くの女性が生理の貧困により苦しんでいます。留学中は現地のスラムや孤児院、学校などを訪問し、使い捨てナプキンの寄付や布ナプキンの普及活動、生理についての啓発活動などに取り組みました。他にも、スラムでの炊き出し活動や現地の子ども達との交流などを行い、貧困問題や国際協力、途上国支援について学び、考えを深めることができました。
最終更新日:2025年03月19日 初回執筆日:2025年03月19日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準一級取得済み> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検一級取得> |
「生理の貧困」をテーマに、フィリピンのセブ島へ留学しました。生理の貧困とは経済的な事情から生理用品にアクセスできない状況のことで、フィリピンでも多くの女性が生理の貧困により苦しんでいます。留学中は現地のスラムや孤児院、学校などを訪問し、使い捨てナプキンの寄付や布ナプキンの普及活動、生理についての啓発活動などに取り組みました。他にも、スラムでの炊き出し活動や現地の子ども達との交流などを行い、貧困問題や国際協力、途上国支援について学び、考えを深めることができました。
「パッドマン」という映画をきっかけに生理の貧困に興味を持ちました。調べていくと生理の貧困は健康問題や教育格差、ジェンダー平等など多くの問題に関わるとわかりました。そんな中で思いついた解決策が布ナプキンです。布ナプキンは洗って繰り返し使える生理用品で、私自身も昔から手作りの布ナプキンを使っています。布ナプキンを途上国の女の子に広め、生理の貧困の解決に繋げたいと思い、生理の貧困をテーマに設定しました。
生理の貧困に関する活動を通し、多くの女の子たちにナプキンを届けることができました。布ナプキンの感想としては、「ナプキンを節約しているから、これがあれば助かる」「ゴミが出ず、環境に優しくて良い」「肌ざわりが優しくて心地よかった。見た目もかわいい!」など、嬉しい言葉をたくさんもらえ、達成感を感じることができました。
失敗を恐れず挑戦する力
留学前は、「人前で生理について話すのが恥ずかしい」「布ナプキンは現地の女の子たちに受け入れてもらえるのかな?」といった不安がたくさんありました。しかし、布ナプキンを使った女の子から喜びの言葉をもらえて、失敗を怖がらず挑戦することの大切さを実感しました。たとえ心配なことがあっても、自分を信じて行動に移せば、成功の有無に関わらず何か得られるものがあると思います。
現在はトビタテ生とNGO団体WAKE²を結成し、コンテストに応募したり、貧困の現状についてSNSで発信したり、フィリピンの子ども達に文房具の寄付を集めて送ったり、といった活動を行っています。
今後は大学に進学して国際協力論などを専攻し、貧困問題の解決に向けてどのようなアプローチがあるのか多角的に学んでいきたいと考えています。長期留学や青年海外協力隊にも挑戦してみたいです!
2024年
8月~
2024年
8月
【留学の概要】
トビタテ生向けのボランティアプログラムに参加し、現地のNGO団体のもとで3週間活動しました。留学中は毎日スラムや学校、孤児院などを訪れ、炊き出し活動や子ども達との交流、自分の探究テーマの活動などに取り組みました。私の探究テーマは「生理の貧困」だったので、中学生~高校生ぐらいの女の子を対象に布ナプキンの普及活動などを行いました。
【アンバサダー活動】
①折り紙:紙飛行機やハートの作り方を子ども達に教えて、一緒に作りました。また、尻尾を引っ張ると羽が動くパタパタ鶴が大人気でした。
②浴衣:日本から子供サイズの浴衣をたくさん買っていき、スラムの子ども達に浴衣体験をしてもらいました。フィリピンでは珍しい服が気に入ったようで、みんな嬉しそうにカメラに笑顔を向けてくれました!
【ご飯】
滞在先はホテルだったので、朝ごはんはホテルのバイキング、昼と夜は自分でご飯を用意するスタイルでした。昼食はショッピングモールのレストラン、晩御飯はデリバリーや日本から持ってきたレトルト食品などを食べることが多かったです。
【観光】
週に1度の自由行動日には、友達とセブ観光をしました。特に、綺麗な海でジンベエザメと一緒に泳いだことは、一生忘れられない特別な体験です。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
3週間の留学生活を共に過ごしたトビタテ生の仲間は、留学中も今も変わらず大切な存在です。
毎日のボランティア活動だけでなく、ご飯を食べたり買い物をしたり、自由行動日には海へ遊びに行ったり、、留学の思い出がこんなに楽しくなったのは、間違いなくみんなのおかげです。
日中は、お互いの探究テーマを共有し、協力して活動に取り組みました。夜はホテルの部屋にみんなで集まって、おしゃべりをしたりカードゲームをしたり。ときには将来の目標や貧困問題について熱く語り合うこともありました。帰国するときには、お揃いで買った I LOVE CEBUのTシャツにみんなで寄せ書きをしました。そのTシャツは今でも部屋に飾ってあります。いつかまた一緒にセブへ行けますように!!
一緒に留学していたトビタテ生5人でNGO団体WAKE²(ウェイク)を結成しました!
セブの教育格差解消や日本の若者の貧困問題への意識向上を目標に活動していて、"Widening Act, Keeping Education Equal" (アクションを広げ、教育を平等に保つ) の頭文字をとり、WAKE²と名付けました。
現在はコンテストに応募したり、貧困の現状についてSNSで発信したり、フィリピンの子ども達に文房具の寄付を集めて送ったり、といった活動を行っています。コンテストでは、FESコンテスト(お金の動画コンテスト)で千葉県大会最優秀賞、全国大会優秀賞(全国2位)を受賞、ワン・ワールド・フェスティバル動画コンテストで最優秀賞を受賞しました。
留学前はNGOを結成するなど想像もしていませんでしたが、トビタテで大好きな仲間と出会い、毎日楽しく活動しています。トビタテの魅力は、「留学して終わり」ではなく、帰国後もこのように様々な活動や挑戦が続いていくところだと思います。
活動の様子はインスタグラム(@wake2_gram)で発信中です。ぜひ覗いてみてください!
海外で体調を崩すと、留学を楽しめなくなるだけでなく、病院や薬を探すのも大変です。
そうならないよう、体調管理のために私が準備したものを紹介します。
①熱中症対策グッズ
私が留学したフィリピンは暑かったので、熱中症対策のものをたくさん持っていきました。帽子や日傘、塩分チャージタブレット、ポカリの粉などがあると安心です。実際留学中に2~3人の友達が熱中症になってしまったので、暑い国で外で活動するという人は、しっかり対策をしてください!
②市販薬、マスク、のど飴
いつもと違う環境に行くと、どうしても体調を崩しがちです。かぜ薬や頭痛薬、生理痛の薬など、市販薬を持って行っておくと安心です。(薬の持ち込みに制限がある国もあるので、しっかり確認してください。)マスクやのど飴などもあると便利です。私は留学中かぜを引いたのですが、かぜ薬とのど飴でなんとか乗り切りました。部屋が乾燥するときは濡れたバスタオルなどを部屋に干して加湿する工夫なども有効です。