留学大図鑑 留学大図鑑

れいか

出身・在学高校:
玉川学園高等部
出身・在学校:
University of British Columbia
出身・在学学部学科:
Bachelor of Arts
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年03月03日 初回執筆日:2025年03月03日

国際機関のそばで修士取得を目指す!

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Master in International and Development Studies, Gender, Race, and Diversity Track
  • スイス
  • ジュネーブ
留学期間:
24ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 2,376,000円
  • 大学独自のもの 2,720,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL110点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

国際連合で働きたいという夢があったため、留学を通じて「開発学×ジェンダーの知識」と、「就職のためのネットワーキング」を目指して留学した。現在留学して約半年が経ったが、教授&学友との議論や、インターンシップ・ボランティアを通してどちらの目標にも近づいている。何より、学友の情熱と行動力には毎日刺激を受けて、内気な私が自分からチャンスを目指して動く、積極性がついた。

留学の動機

カナダの大学で経済学の学士号を取得した後、就職か大学院に進学するか深く悩んだ。しかし、以前から持っていた国際に就職したいという夢を実現するためには、修士以上の資格が必要だと考え、進学を決意した。また、国連に就職希望ならば、数多くの傘下機関が集まるジュネーブで学びたいと考え、留学先を決定した。

成果

ジュネーブで何よりも驚いたのは、国連が実際に身近にあることだ。授業・学生サークル・インターンシップを通じて、国連の傘下機関と複数回プロジェクトを行った。また、大学と大学院の違いを痛感したのは、協力していただいたスタッフの方が、私たちを「学生」としてではなく「研究者」として見てくださった。その信頼に応えてより深いリサーチ力と分析力に磨きをかけたいと強く感じた。

ついた力

批判的思考力

私の所属する大学院に在籍する学生は、非常に情熱に溢れ、大学院や国際機関に良い意味で懐疑的である。授業や外部登壇者によるワークショップでは、質問が止まらない。その姿勢に感化され、私も資料や教授の話を、批判的思考力を持ちながら聞き、質問するようになった。そんな質問に対して、ほとんどの方が同じく真摯に応えてくださる。安心して質問できる、批判力を培える環境に入れてとても幸運だと感じている。

今後の展望

今後は来年提出する修士論文に向けて、リサーチクエスチョンを考えていきたい。大学院で議論が活発な移民政策についてのテーマを考えている。卒業後はさらに博士課程へ進むか、国際機関・NGOなどへの就職を目指すかまだ検討中である。

留学スケジュール

2024年
9月~
2026年
7月

スイス(ジュネーブ)

2024年9月〜現在:大学院でジェンダー学の基礎について学ぶ。大学と比べてオフィスアワーを活用し、教授たちと親しくなった他、全ての授業でA以上の評価を獲得できた。また、課外活動でITCからの課題をグループで研究し、ピッチを行った。生活面では、学生寮で友達とのんびり過ごしたり、パリのリヨンに一人旅に行ってヨーロッパ生活を満喫できた。

費用詳細

学費:納入総額

1,360,000 円

住居費:月額

178,500 円

生活費:月額

20,000 円

友達とスイス名物チーズフォンデュをトライ!
大学院の側にはUNHCRが!学生寮の側にはILOもあります
ジュネーブから近いリヨンに1人旅行しました
費用詳細

学費:納入総額

1,360,000 円

住居費:月額

178,500 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

大学院の学生サークルC4SI (Collaborate for Social Impact)が主催する、創造的思考力や問題解決能力を学ぶプログラムに参加した。このプログラムでは、コラボしている国際貿易センター(ITC)や国際移住機関(IOM)などの団体から、実際に存在する社会問題に対する解決法を6週間考えてプレゼンを行う。短い時間のマネジメント方法、リサーチから解決法を思いつく手立てなど実用的なスキルをたくさん学べた。

C4SIオンリーのITCツアー!

バイリンガル以上の語学力を

  • 語学力 : その他の言語

ジュネーブでの公用語はフランス語。そのため、ジュネーブで就職したい場合はフランス語の習得がとても重要になる。大学院ではフランス語を初心者向けに教えてくれるが、なかなか上達は難しい。しかし、スイスのような英語圏以外の国で就職したいなら、英語・日本語以外の言語を習得するのが必要になるので、フランス語と、それ以外にも多くの言語を学びたいと感じた。

フランス語授業の教科書

留学前にやっておけばよかったこと

滞在ビザ・保険の情報を集めること。スイスでは、滞在ビザの申請を到着後に行い、現地の保険に加入しなければならない。公用語がフランス語なので提出書類は全てフランス語。私は心配性なので、間違っていないか、きちんと先方に提出書類が届いているかとても不安になった。行く前から埋めるべき情報を集めたり、いろんな保険を比べるとストレスを減らせたのではないかと感じた。

留学を勧める・勧めない理由

留学終了後に何をしたいかという点を明確にして、留学をするかしないかと、留学先を選んだ方が良いと感じる。将来の目標は、留学中に変わることもあると思うが、何か目指すものがあると、留学中に憤ることがあっても持ち堪えられると思う。逆に、日本の学位を取得するのが最適な目標であれば、留学はおすすめしない。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では寂しかったりストレスを感じることもあるかもしれない。そんな時1人で抱え込まず、学校のカウンセラーや友達、家族などに打ち明けて、少しでも留学生活を元気に楽しめるように、祈ってます!