留学内容
留学のテーマは、「難民・移民の受け入れを中心に、ドイツにおける多様性とその葛藤について学ぶ」です。具体的には、この「葛藤」に焦点を当て、ボランティアや現地学生との交流を通して、多様な立場の人々の”生の声”に触れることを目的としました。
留学を振り返り、強く印象に残ったできごとは主に2つあります。
1:友人との会話・聞き取り
大学では、同じ教室に難民・移民の背景を持つ学生がたくさんいました。戦争中に本気で死を覚悟した経験や国境を命がけで越えてきた経験など、当時の話を直接聞くことができました。また留学中は国政選挙が行われ、右翼的な動きが強まったことが日本でも大々的に取り上げられていたかと思います。これに関連し現地の友人に意見を求めたところ、「白人の僕が彼らについて語ると、必ず人種差別だと言われる」や、「ドイツがドイツじゃなくなってきて悲しい」という言葉も聞きました。
テレビや新聞などでは決して得られない、現地に身を置いたからこそ触れられる”葛藤”を目の当たりにしました。
2:ドイツ国際平和村での学び
日本で生活をしていると、戦争はどこかか遠い出来事に感じられます。しかし、ボランティア先で、身体中に怪我を負いながらも無邪気に笑い走り回る子どもたちを見て、“平和とは祈るものではなく、自分たちの手で守りつくっていくものである”と深く痛感しました。
また、多くの現地スタッフや子どもたちが日本語であいさつをしてくれた背景には、東ちづるさんの番組“世界ウルルン滞在記”がありました。この番組がきっかけで、日本から多額の支援とボランティアが集まった歴史があると知りました。“人の持つ影響力”の大きさを実感し、私も将来、誰かに良い影響を与え、そしてその繋がりを紡いでいける人になりたいと強く思いました。
このように、現地の人々の「生の声」と「葛藤」に触れることで、本当の意味で“人間の深い部分”から共生社会のあり方について考えることができたと思います。







