さき

出身・在学高校:
市立札幌開成中等教育学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

インスタにログインすることが少ないので返信がすごく遅くなると思います。


最終更新日:2026年03月17日 初回執筆日:2026年03月17日

日本医療の生き残り戦略を探る

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Inforum Education Australia
  • オーストラリア
  • ゴールドコースト
留学期間:
3ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

「オーストラリアの追い上げを防ぐ、日本の医療成長戦略を探る」
オーストラリアで導入されているGP制度(初診をかかりつけ医が担う制度)に着目し、5回以上地域のメディカルクリニックに訪問させていただき、現地でGPとして働く医師にインタビューを行い、制度の実態や役割について調査しました。
また、医療制度の構築には国民の価値観が大きく影響すると考え、留学前に日本でアンケート調査を実施し、留学中にはオーストラリアで街頭調査を行い、60人以上から回答を得ることができました。両国の医療に対する意識や受診行動の違いを比較・分析し、制度と価値観の関連性について考察することができました。

留学の動機

保健の授業で、オーストラリアのGP制度が医療格差を生まない仕組みとして機能していると知り、「なぜ医療格差を生まないのか?」という疑問を持ちました。
また、日本は専門医志向が強く、初診を総合医が担うGP制度の定着は難しいとも考えていました。
そこで、制度だけでなく医療に対する価値観や患者との信頼関係に着目し、オーストラリアの実態を学び、日本式GP制度の構築と導入方法を探究したいと考えました。

成果

病院訪問では制度の実態や課題について医師から直接話を伺う中で、医療格差が全くないわけではないことを知り、GP制度を美化しすぎていた自分に気づきました。また、大学で4日間の街頭調査を行い現地の方々の医療に対する価値観を学びました。これらの経験から、医療制度は国民性に合わせて設計されるべきであり、他国の制度を安易に導入するのではなく、日本人の価値観を踏まえた制度の在り方を模索するべきだと感じました。

ついた力

脱完璧主義、勇気、行動力

失敗が怖くて挑戦できない、完璧を求めすぎて考えすぎた結果落ち込む。そんな私を応援してくれるたくさんのトビタテ生に出会い、何度も温かい言葉に背中を押され、一緒に街頭調査をしてくれる仲間もいて、みんなの力を借りて思い切って一歩踏み出すことができました。この経験を通して、人に頼ることの大切さや行動する喜びを知ることができ、自分の中でとても大きな成長につながったと感じています。

今後の展望

海外で働くという夢を一度諦めていましたが、今回の留学を通してまた夢を追いかけようと決意することができました。
しかし、もっと早く行動に移すべきだったという後悔も残っているため、大学入学後は今回の留学で得た学びを基盤にもう一度留学を経験し、探究心を育みながら挑戦を続け、大学卒業後は海外に視野を向けて夢を追い続けていきたいと考えています。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
9月

オーストラリア(日常生活inゴールドコースト)

ホストファザーの生活リズムに合わせ、毎朝6:00に起きて6:40には家を出て語学学校に向かっていました。語学学校では午前中に英語を学び、午後には数学や理科、体育、美術などの教科を英語で学びました。日本の学校のような時間割であったため、大きな環境の変化を感じることなく、安心感を持って学校生活を送ることができました。
放課後は病院に訪問したり、大学に行って街頭調査をしたりするなど探究活動を進める日もあれば、語学学校で出会った友達と市内を観光することもあり、オーストラリアを満喫することができました。
土日は、勉強と観光を両立できないかと考えた結果、オーストラリアでは図書館で勉強することができると知り、5か所以上の図書館を何度も訪れていました。図書館にいる全員が勉強しており、集中できる環境が整っていました。また、図書館の近くには大きなショッピングモールがあることが多いため、勉強を終えた後はショッピングも楽しんでいました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

訪れた図書館と勉強の様子
美術の授業時間に書いた絵
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2025年
7月~
2025年
9月

オーストラリア(探究活動inゴールドコースト、ブリスベン)

私は今回の留学を通して、①街頭調査、②病院訪問の2つの活動を行いました。

①街頭調査
8月の下旬頃に、ブリスベンに行って街頭調査をしました。当初は一人で行う予定でいたのですが、ブリスベンに留学していたトビタテ生が一緒に街頭調査をしてくれました。しかし、場所選びを誤ってしまい急いでいる人が多く、2時間で2人からしか回答を得ることができませんでした。断られたり無視されたりするのが続き、精神的な負担から一度は街頭調査を諦めようと考えていました。
その後、トビタテ生からたくさんのアドバイスを貰い、おすすめされた「大学」での活動に切り替えたところ、4日間で60人から回答を得ることができました。トビタテのコミュニティ全体が背中を押してくれ、大きな一歩を踏み出せたと感じています。
②病院訪問
語学学校の担当者に紹介していただいたクリニックを何度か訪問しました。そこは日本人を多く受け入れている医療機関であったため、医療通訳の方が多く在籍していました。現地の医療従事者からの話を通じて、人々の価値観と医療制度の関わりについての理解を深めました。事前に質問を英語で準備し、医療に関する専門用語も学んでいましたが、実際に現地の医療従事者が話す専門的な内容は想像以上に難しく感じました。医療通訳の方の助けがないと十分に理解することができず、自分の英語力不足を痛感しました。この経験には悔しさが残っているのですが、今後専門的な話を英語でできるようになりたいという新たな目標を見つけることにつながりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

害鳥調査の結果
実際に訪問した病院
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

今回の留学で最も印象に残っているのは、オーストラリアの海を訪れたときです。私は日本で一度も海に入ったことがなく、遠くから車越しに見たことがある程度でした。そのため、海にいくというだけで特別な体験という感じがしました。
実際に行った海は、想像をはるかに超える美しさでした。水がすごく透明で、海に入っても足元の砂がはっきり見えるほど澄んでいました。また、真っ青な空が海面に反射して海の色はとても深い青色になっておりとてもきれいでした。そして、雲が少ないため水平線がくっきり見え、波の音を聞きながらぼーっと海を眺めているだけで、平気で3、4時間はたっているくらい圧巻の景色でした。
何度も異なる場所の海を訪れましたが、私はこの国の豊かな自然に心を奪われ、オーストラリアが大好きだなと実感しました。

実際に訪れた海

意外な原因

  • 生活 : 治安・安全

私の留学史上最大の試練は、入国初日に起こりました。羽田空港からシドニー経由でゴールドコーストへ向かいましたが、すべての始まりはスーツケースに入れていたバウムクーヘンでした。
オーストラリアは卵製品の持ち込み規制が厳しいと知りつつも、どうしても持っていきたいと思い申告して持ち込みました。しかし「バウムクーヘン」はドイツ語であったため伝わらず、重量を超過してまで詰め込んだスーツケースを開けることに。検査は数秒で終了したのに、そこから30分以上、親切な外国人に助けてもらいながらスーツケースを閉めることに格闘することになりました。
荷物をエコバックに詰め替え、ようやく閉めた頃には無料シャトルバスはすべて出発しており、やむを得ずタクシーに乗りましたが、相場を知らなかった私は相場の倍以上を請求され、わけもわからず結果10分の乗車に約90,000円払うことになりました。そしてやっとの思いで空港についた時、「You missed your flight(あなたは飛行機に乗り遅れました)」と告げられ、飛行機がすでに離陸している事実を知りました。
原因はバウムクーヘンだったと言いたいところですが、本当の原因はお金の価値や現場の相場を十分に調べていなかった準備不足の私です。この経験から、海外では事前の情報収集こそが自分を守る大きな味方になると痛感しました。

理想の留学じゃなかったから気づいた大切なこと

  • 語学力 : 英語

私が留学中に最も悩んだことは、「英語漬けという環境がない」ということでした。 ホームステイ先ではホストマザーが日本人で、家族全員が日本語を話すことができ、語学学校も8割が日本人の生徒で、「英語を意欲的に話そう」という雰囲気の環境ではありませんでした。 私は「海外に行けば英語漬けになる」という理想からの大きなギャップを感じてしまいました。 そのため、他のトビタテ生が英語が伝わらないと悩んでいる姿を見て、私は逆に「言語の壁がない自分に成長の機会はない」と考え、留学の意義を見失ってしまいました。また、私は良くも悪くも完璧主義な面があり、学べることは全部吸収したい、後悔したくないと求めすぎるあまり、理想通りではない環境を悪と思い、この留学自体を楽しめていないことに落ち込むという負のループに入っていました。 どうしても耐えきれなくなった私は毎日の日記代わりに投稿していたInstagramに、1000字以上にわたって今の心情を赤裸々に語ったところ、多くのトビタテ生から長文の応援DMが届きました。その中で、私は努力の方法を間違えており、環境を変えようとする前に「この環境で自分に何ができるか」に目を向ける必要があると気づきました。 そこで、ホストファミリーが日本語で話しかけてくれても英語で返したり、日本人の友達とも英語を使ってみたりするなど、できる限り英語で話す時間を増やしました。 留学に完璧というものはなく、完璧よりも挑戦の方が圧倒的に価値が高いことに気づくことができました。留学は環境だけで決まるものではなく、そこにどう向き合うかが留学の価値を決めるのだと学びました。

実際にしたInstagramの投稿

留学を勧める・勧めない理由

私個人としては、ぜひトビタテ留学japanを使って留学してほしいと思っています。最初は、自分のやりたい探究を支援してくれることや補助金がある制度面に惹かれて応募を決意しました。しかし実際にトビタテ生になり、事前研修に参加したことで、最高の仲間に出会うことができました。今でも留学内容を報告し合ったり、連絡を取り合って勉強のモチベーションを高め合ったりできる貴重な関係を構築することができています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行くこと自体を目的にせず、自分の興味と関連付けて、しっかり意図を持って留学に臨んでほしいと思っています。浅はかな理由だけでは、留学の意義を十分に感じることは難しいです。何を学びたいのか、何のために行くのかを明確にすることで、想像以上に価値のある留学になると思います。
そしてとにかく恥を捨て、勇気を出してみてください。失敗も挑戦もすべてが必ず皆さんの成長につながります。
応援しています!!