最終更新日:2026年03月23日 初回執筆日:2026年03月23日

バスクの革新で日比を救う社会起業家へ!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • デウスト大学経営学部・NGO団体Zabalketa・株式会社ベアーズマニラ支社
  • フィリピン・スペイン
  • ビルバオ・マニラ
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

日比両国にルーツを持ち、フィリピンの貧困連鎖と日本の国力衰退に強い危機感を抱いています 。私の使命は、ビジネスの力で「誰一人取り残さない社会」を実現することです 。高校時代に始めた、貧困地域に暮らす母親の自立を支援する「冷蔵庫プロジェクト」を世界へ広げるため、経営学の名門デウスト大学でビジネスを学びました 。実務面ではバスクのNGO「Zabalketa」での活動を通じ、現地に息づく「連帯」の精神を深く吸収しました。バスク独自の革新性と相互扶助の知恵を、フィリピンの貧困解決や日本の労働力不足を救う外国人派遣事業に融合させます。ビジネスと教育を組み合わせ、経済成長と社会貢献を両立させた持続可能な未来を創造します 。

留学の動機

フィリピンでの自立支援を通じ、教育の重要性を痛感しました 。旧宗主国スペインを調べる中で、内戦後の貧困を「社会連帯」で克服したバスク地方の歴史に感銘を受けました 。名門デウスト大学で国際ビジネスを学びつつ 、現地の連帯精神を肌で感じることで、自身のプロジェクトを真の自立支援へ昇華させたいと考えました 。情熱を形にするためビルバオへ留学を決めました。

成果

デウスト大学では、経営戦略や国際開発学をまなび 、NGO団体Zabalketaでの実習ではリサーチや地域交流に従事しました。特に、老若男女が日常の延長で活動に集う「地域社会との距離の近さ」は、日本と異なる連帯の姿として強い感銘を受けました。この経験を、将来の「誰一人取り残さないエコシステム」構築の指針にします 。

ついた力

対話する、困難を突破する力

留学当初、欧州圏の学生の話題に入れませんでしたが、勇気を出して「聞く」ことで交流が深まり、恐れず尋ねる大切さを学びました。また、言葉が不自由な実習先でも自らできる仕事を見つけ主体的に動きました 。その結果、上司から「顧客が喜んでいる」と評価され、言葉の壁を超えて貢献する自信を得ました。主体的な対話と行動が困難を突破する鍵だと確信しています。

今後の展望

大学院ではイノベーション・マネジメントやエコシステム創造を専攻し、社会変革の仕組みを理論的に深めたいと考えています 。自身の「冷蔵庫プロジェクト」を土台に、将来は途上国において誰もが障壁なく起業に挑戦できる基盤(エコシステム)を構築することが目標です 。スペインで学んだ「連帯」の精神を仕組みへと昇華させ、ビジネスの力で持続可能な社会基盤を創造します 。

留学スケジュール

2024年
9月~
2025年
6月

スペイン(ビルバオ)

ビルバオでは主に2つのことに取り組んでおりました。
1つ目は、デウスト大学での学び。
2つ目は、NGO団体Zabalketaでのインターンになります。

デウスト大学では、ビジネス学科を先行しておりました。人材管理や戦略管理などのビジネスに必要な知識を学んだり、国際開発学などの国際学系の授業も選択していました。月曜日〜金曜日まで毎日授業を受けていました。授業によっては、朝8時から始まるものもありました。

文化交流:
毎週月曜の放課後には、留学生仲間とサッカーに興じました。現地の学生チームとの試合では、本場スペインの壁を痛感し0-5で完敗しましたが、スポーツを通じて言葉の壁を超えた絆を育む貴重な時間となりました。

Zabalketaでのインターンは、毎週金曜日、午前中の授業が終わったあと、13:00~17:00(18:00)の時間帯で働いていました。また、頻繁にイベントを開催していたため、土曜日・日曜日に運営として働くことも多かったです。

業務としては、オフィスでのリサーチ業務に加え、イベント運営では会場設営や子どもたちのサポートなど、地域住民との直接的な交流を重視しました。

また、とある財団の50周年記念イベントでは、着物を着て花束を渡す役割などを任せていただきました。とても緊張しましたが、日本の文化を介して現地の方々と触れ合い、温かい称賛をいただいたことは大きな自信となりました。

バスク地方の「連帯」の強さは、サッカーの試合やNGOのイベント、そして何気ない世間話の中に息づいていました 。特に驚いたのは、現地のNGOイベントが、日本の「意識の高い人が行くもの」というイメージとは異なり、老若男女が日常の延長で参加する社交の場であったことです 。広場のカフェで寛ぐ人々が、自然な流れで活動に興味を持ち、輪が広がっていく。この「地域社会との圧倒的な距離の近さ」にこそ、私が理想とする「誰もが取り残されないエコシステム」を実現するための本質的なヒントがあると確信しています 。

イベントの様子がYoutubeに載っています。
https://www.youtube.com/watch?v=oj3Wp_rXQZg

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

40,000 円

財団50周年記念の際に着物を着たときの写真
現地の新聞に載った際の写真です
サッカー!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

40,000 円

2025年
7月~
2025年
8月

フィリピン(マニラ)

家事代行大手「ベアーズ」のマニラ支社にて、日本派遣を控えた実習生の教育に従事しました 。
日本語教育:
「先生」として、助詞や動詞の活用といった基礎から試験対策のレビュー、採点までを担当。実習生が日本で円滑に就労できるよう実務的な指導を行いました。

日本文化Dayの企画:
日本への関心を深めてもらうため「日本文化Day」を自ら企画。着物・浴衣の着付けや茶道、日本語縛りのカラオケ大会を実施しました。最後は全員で流し素麺を楽しみ、五感を通じた文化紹介により、実習生との絆を深め学習意欲を高めることができました。

また、インターン以外にも、自身が取り組んでいる女性貧困自立支援である「冷蔵庫プロジェクト」の3店舗目の店主となる方の選別も行いました。対象となりそうな方のお宅に伺い、お話を伺ったり、立地を確認したり、市場に一緒に買い出しに行くなど、出店のサポートまで行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

日本文化Dayを開催した際の集合写真
なんちゃって茶道ではありますが、お点前をしている際の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学前、インターン先が見つからず焦燥感に駆られていた私を救ってくれたのは、NGO団体「Zabalketa」の皆さんでした。中でも、Jaime(ハイメ)さんは私にとって恩人以上の存在です。

初めて電話をした際、彼は車を運転中でした。にもかかわらず、日本からかかってきた見ず知らずの学生の話を聞くためにわざわざ車を止め、折り返し電話をくださいました。私の拙く支離滅裂な自己紹介を最後まで辛抱強く聞き届け、「まずはオンラインで面接をしよう」と言ってくれた彼の優しさを、私は一生忘れません。その後、面接を経て「ぜひ、私たちのところでインターンをしてほしい」と快く受け入れてくださいました。

スペインに渡ってからも、Jaimeさんは私を家族のように温かく迎え入れてくれました。日々の生活を細やかに気遣い、多くのイベントに連れて行ってくれただけでなく、仕事の進め方に迷ったときには常に新しい視点を与えてくれました。彼がいてくれたからこそ、私はスペインでの日々を全うすることができたのだと確信しています。

帰国した今も連絡を取り合い、Zabalketaのホームページに私を「チームの一員」として掲載し続けてくれていることは、私にとって大きな誇りであり、励みです。温かな連帯の精神を教えてくれたJaimeさんとZabalketaの皆さんには、言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

Zablketaの皆さん。真ん中の男性の方がJaimeさん

受け入れ先期間について

  • 留学先探し : インターンシップ

当初予定していた団体に受け入れを断られてしまいました 。さらに、現地の夏休み期間と重なったため、他の団体に連絡しても返答がない、あるいは電話を切られてしまうなど、代わりの受け入れ先探しが非常に難航しました。

解決策
検索範囲の拡大:
特定の地域に固執せず、Googleマップで「NGO」と検索し、表示された全ての団体をリストアップし直しました。

粘り強い連絡:
諦めずに何度も電話とメールを送り続けました。

即座のプレゼン:
運よく電話が繋がった際、その場ですぐに自分の目的と意欲を端的に伝えました。

この結果、渡航直前にNGO団体Zabalketaでのインターンが決まりました。計画通りにいかない場合でも、ツールを使い分け、視野を広げてアプローチし続けることが重要だと思います。

受け入れてくださったNGO団体のZabalketaの皆さん

留学を勧める・勧めない理由

明確な目的を持つ留学をお勧めします。ネットの情報と、現地の空気を肌で感じるのとでは学びの質が全く異なります 。自ら動き視野を広げることで、求める答えが見つかりビジョンが鮮明になります 。「悩んだら、まずは行動すること 」。実社会との接点から得た経験こそが、自らの進路を拓き社会課題に向き合う唯一無二の武器になると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は準備段階から思うように進まないことのほうが多いです。それでもめげずに「何が何でも生き抜いてやる」という気持ちを忘れずに留学を楽しんでください。