星野小冬

出身・在学高校:
山形県立山形東高校
出身・在学校:
東京外国語大学
出身・在学学部学科:
国際社会学部アフリカ地域専攻
在籍企業・組織:

トビタテ!留学の活動日記も描いています。
興味のある方はぜひ!


最終更新日:2026年08月07日 初回執筆日:2026年08月07日

ウガンダ ひとりひとりに寄り添った教育を

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • あしながウガンダ
  • ウガンダ
  • カンパラ・グル
留学期間:
5か月予定→3カ月活動
総費用:
564,535円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 830,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は、「アフリカ×教育×絵本」をテーマに、ウガンダで3か月間のボランティア留学をしました。子どもたちが夢をもって学び続けるために、一人ひとりに寄り添った教育について考え、絵本を通した教育機会や国際理解を実践することを目的としていました。
現地では、あしながウガンダが運営する小学校にある図書館の整備・管理を中心に活動しました。また、子どもたちに向けて日本語の教材を作ったり、ホームステイに行ったり、地方の小学校でひらがなの授業をしたり、絵本の読み聞かせを行ったりしました。
当初はウガンダに5か月間、ケニアに1か月間滞在する予定でしたが、ウガンダでマラリアにかかって重症化してしまい、4カ月経ったころに留学は中止して日本に緊急帰国しました。

留学の動機

中学生のときにアフリカ地域の教育問題や国際協力に関心をもち、親がトビタテ!留学JAPANの制度があることを教えてくれました。大学3年生のとき、アフリカ地域について専門的に学ぶために現在の大学に編入学し、実際にアフリカ地域にはどのような問題があり、どのような解決方法が必要とされているのか知るために、現地でボランティア活動をすることを決めました。

成果

ボランティア活動を通して、様々な子どもたちと接する機会を得られたこと、私の活動に対して子どもたちや周りの大人たちからポジティブな反応をもらえたことは、私にとってとても大きな経験で、自信にもなりました。一方で、公平な支援の難しさや日本との文化、教育機会、コミュニケーションの違い、ウガンダ国内の格差を感じることもありました。

ついた力

対応力

私は、実際に現地の様子を見てから、具体的にどんな活動をするか決めるという流れだったこともあり、ウガンダに着いてからその場にあるものを利用して活動していました。子どもたちが何を必要としているのか、日々の関わりの中から子どもたちのニーズをくみ取って実践することを繰り返していたので、その場、その人に合った対応をできるようになったのではないかと思います。

今後の展望

まずは、ウガンダでの経験をもとに絵本作りをしようと考えています。ウガンダという一つの国の中にも、様々な環境で生活している子どもたちがいました。絵本を通して、日本の子どもたちがアフリカ地域に興味を持ったり、文化や暮らしの違いについて考えたりするきっかけを作りたいと思います。将来は、いつかアフリカ地域で図書館建設や絵本を通した教育支援をしたいです。

留学スケジュール

2025年
9月~
2025年
12月

ウガンダ(カンパラ・グル)

あしながウガンダの事務所は首都カンパラの郊外にあり、小学校1年生から5年生の子どもたちが通う学校と、インターン生を含む大学生が滞在できる寮が同じ地域内にあります。毎年、あしなが育英会から奨学金をもらっている大学生が研修生として派遣されていて、私もその研修生の方々と一緒に寮で生活していました。

私がウガンダに来る前まで小学校の図書館はしばらく使われていなかったようで、まずは図書館の掃除を毎日行っていました。研修生の方が暇を見つけて掃除を手伝ってくれたり、スタッフの方が本棚の移動を手助けしてくれたりして、子どもたちの居心地が良い空間づくりを心がけました。
最初は、スタッフの方々や子どもたちに自分から声をかけることができなかったのですが、図書館で作業をしているとみんなが様子を見に来ては感謝を伝えてくれて、だんだんと交流が持てるようになりました。図書館のルールについての絵本を作った際には、スタッフの方に現地語のルガンダに翻訳してもらいながら、子どもたちに読み聞かせする機会をいただきました。また、日本や日本語に関心を持ってくれる子どもたちも多かったので、子どもたちに向けて日本語の教科書を作り、図書館に設置しました。

一度、ウガンダで活動する難民支援のNGO職員の方が活動場所に招いてくださり、ウガンダの難民居住区の学校や子どもたちを訪問する機会もいただきました。難民の暮らしとウガンダの人々の暮らしを比較することができ、その違いや共通点、支援の届きやすさの差を感じました。

グルという地域の小学校には3週間滞在し、日本語の授業をしたり、算数の授業の補助をしたりしました。この小学校のある地区はグルの市街地から離れており、水道や電気が通っていない地域でした。休み時間やホームステイ・ホームビジットを通して、子どもたちとたくさん話したり子どもたちの生活の様子を見たりすることができ、とても充実した時間を過ごせた一方で、地域の格差も強く感じました。グル地域内で活動する海外協力隊の方を訪問する機会もありました。

3カ月間の活動の中で、自分が子どもたちのためにしたことや作ったものを喜んでもらえたり、自分がその場に来たことを歓迎してもらえたりすることが多くありました。私がたくさん考えて行動したことは間違っていなかったのだと、自信が持てるようになったことが最も大きな変化です。
また、ウガンダの様々な環境下で生活している人々を見て、やはり公共図書館の有用性は高いと感じました。この3カ月間の活動によって、自分が将来やりたいこともよりはっきりしてきたように思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

お手製教材で日本語の勉強をする子どもたち
グル・ひらがなの授業
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

実は、ウガンダに行くまで図書館にこだわりはなかったのですが、ウガンダで図書館の整備をするようになってから、図書館を通した教育支援がしたい!と思うようになりました。
子どもたちが「図書館をきれいにしてくれてありがとう」「私に本の読み方を教えてくれてありがとう」と言ってくれたり、現地のスタッフや周りの大人の方に「いい活動をしているね」とほめてもらえたりしたこともうれしかったです。
また、ホームステイや難民居住区の訪問などを通して、学費が払えず学校を休んでいる子どもたちや若者たち、妊娠中で家で退屈している女性たちとも出会い、気軽に利用できる図書館があったらいいのにと思いました。
今すぐには難しいかもしれませんが、将来、子どもたち・若者たちの居場所づくりや教育支援も含んだ図書館のプロジェクトをアフリカ地域で実施したいと考えています。

図書館利用の様子

現地の人とのコミュニケーション

  • 語学力 : 英語

ウガンダではほとんどの人が英語を流ちょうに話します。私は英語力以上に人と話すことに苦手意識があり、最初はスムーズに言葉が出てこなかったり、自分から話しかけることができなかったり、周りの大人との関係性づくりに悩みました。

言いたかったけどその場でうまく言えなかったことはいったん自分で整理して、あとから「さっきはこう言いたかったの」と話してみたり、事前にちょっとメモを書いてからミーティングに参加したりするうちに、少しずつ言いたいことを言えるようになりました。ウガンダでは、相手も英語が母語ではないし文法も間違っていることがあるし、多少間違っていたって言いたいことは大体通じました。

言いたいことがうまく言えなくても、「ありがとう」「ごめん」はきちんと伝えること、聞こうとする態度、伝えようとする態度を見せることが大切だと思います。

留学を勧める・勧めない理由

私は、留学や海外でのボランティア活動に興味があるなら、ぜひ行ってみてほしいと思います。
私自身は、直前までウガンダに行くのが不安で仕方なかったのですが、行ってみたら楽しいこともやりがいのあることもたくさんありました。病気にかかって帰国することになってしまいましたが、大変だったことを上回る良い経験と出会いに恵まれました。
何かやってみたいことがあるなら、挑戦するに越したことはないと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

何より、自分の健康と気持ちを大事にしてください。
この機会を無駄にせず、でも背負いすぎず、やりたいことにまっすぐに取り組むのがいちばんだと思います。
そして、体調を崩したときは決して無理せず、現地の人に相談して病院にかかること。充分気をつけて生活しているつもりでも何があるかわからないので、海外保険への加入も忘れずに。