ウガンダ(カンパラ・グル)
あしながウガンダの事務所は首都カンパラの郊外にあり、小学校1年生から5年生の子どもたちが通う学校と、インターン生を含む大学生が滞在できる寮が同じ地域内にあります。毎年、あしなが育英会から奨学金をもらっている大学生が研修生として派遣されていて、私もその研修生の方々と一緒に寮で生活していました。
私がウガンダに来る前まで小学校の図書館はしばらく使われていなかったようで、まずは図書館の掃除を毎日行っていました。研修生の方が暇を見つけて掃除を手伝ってくれたり、スタッフの方が本棚の移動を手助けしてくれたりして、子どもたちの居心地が良い空間づくりを心がけました。
最初は、スタッフの方々や子どもたちに自分から声をかけることができなかったのですが、図書館で作業をしているとみんなが様子を見に来ては感謝を伝えてくれて、だんだんと交流が持てるようになりました。図書館のルールについての絵本を作った際には、スタッフの方に現地語のルガンダに翻訳してもらいながら、子どもたちに読み聞かせする機会をいただきました。また、日本や日本語に関心を持ってくれる子どもたちも多かったので、子どもたちに向けて日本語の教科書を作り、図書館に設置しました。
一度、ウガンダで活動する難民支援のNGO職員の方が活動場所に招いてくださり、ウガンダの難民居住区の学校や子どもたちを訪問する機会もいただきました。難民の暮らしとウガンダの人々の暮らしを比較することができ、その違いや共通点、支援の届きやすさの差を感じました。
グルという地域の小学校には3週間滞在し、日本語の授業をしたり、算数の授業の補助をしたりしました。この小学校のある地区はグルの市街地から離れており、水道や電気が通っていない地域でした。休み時間やホームステイ・ホームビジットを通して、子どもたちとたくさん話したり子どもたちの生活の様子を見たりすることができ、とても充実した時間を過ごせた一方で、地域の格差も強く感じました。グル地域内で活動する海外協力隊の方を訪問する機会もありました。
3カ月間の活動の中で、自分が子どもたちのためにしたことや作ったものを喜んでもらえたり、自分がその場に来たことを歓迎してもらえたりすることが多くありました。私がたくさん考えて行動したことは間違っていなかったのだと、自信が持てるようになったことが最も大きな変化です。
また、ウガンダの様々な環境下で生活している人々を見て、やはり公共図書館の有用性は高いと感じました。この3カ月間の活動によって、自分が将来やりたいこともよりはっきりしてきたように思います。