スリランカ(キャンディ)
私は2025年9月から2026年2月までの約7か月間、スリランカのキャンディを中心に活動した。活動の柱は、①日本語教師、②SNSを活用したスリランカの魅力発信、③日本人インターンシップの新規企画の立ち上げである。
①日本語教師としては、現地の日本語学校でスリランカ人の日本語学習者を対象に授業を行った。主にN5~N4程度の学習者に対して、文法や語彙だけでなく、会話、日本文化、生活マナーなどを教えた。特に、学習者が実際に日本へ行った際に使える日本語を身につけられるよう、ペアワークやロールプレイなどを取り入れ、できるだけ学習者が話す時間を増やすことを意識した。約30日間の研修では、100名以上の特定技能を目指す学生と関わり、複数のクラスで授業を担当した。
②SNSでは、スリランカでの生活、日本語教育、現地の文化や人々の魅力を日本の若者に伝えることを目的に、約7か月間継続して発信を続けた。現地で実際に生活しているからこそ伝えられる情報を意識し、観光地だけではなく、学校での活動、食事、交通、現地の人との交流など、日常生活も発信。その結果、アカウントのフォロワーは約1万人、プロフィール閲覧数は約80万回に達しました。発信を続ける中で、SNSは単に情報を届けるだけでなく、知らない人とつながり、新しい活動を始めるきっかけになることを実感した。
③新規企画として、日本人がスリランカの日本語学校でインターンシップを行う仕組みの企画を行った。私自身、スリランカで生活する中で、「日本に興味があるスリランカ人」と「海外で活動したい日本人」をつなぐことで、お互いに学び合えるのではないかと考えたことがきっかけである。そこで、SNSを活用して日本人参加者を募集し、現地の日本語学校とつなぐ活動を始めた。参加者には、日本語の授業補助、日本文化の紹介、会話練習などをしてもらい、現地の学生と直接交流できる機会を作成した。自分で企画を考え、募集、学校との調整、参加者との連絡まで一から行ったことで、ゼロから活動を形にする経験ができた。
生活面としては基本的に現地のゲストハウスの一角に住ませていただきながら時々、現地の家庭で過ごす機会もあり、学校や観光だけでは分からないスリランカの日常生活を経験し、食事や宗教行事、地域の人との交流を通して、スリランカの文化や価値観を身近に感じることができた。
7か月間の活動を通して、最も大きく変化したのは、自分から行動を起こすことへの抵抗がなくなったことである。最初は「自分に何ができるのだろう」と考えていたが、現地で人と出会い、話を聞き、「こんなことがあったらいい」と思ったことを実際に行動に移すことで、新しい人とのつながりや活動を生み出せることを学びんだ。留学前は「海外で何かを経験する」という意識が強かったのに対し、留学後は「自分自身が日本とスリランカの間に新しいつながりを作る側になりたい」と考えるようになった。