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Arata

出身・在学高校:
私立麻布高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

Facebook:URLから、もしくはArata Idaと検索すれば出てくると思います。
スリランカの事や、大図鑑に書いてあることについてなど、気になることがあればメッセージをください。
尚申請の際は一言頂けると助かります。


最終更新日:2017年08月21日 初回執筆日:2017年08月21日

日本語教育&ケアボランティア:スリランカ

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ProjectsAbroad
  • スリランカ
  • スリジャヤワルダナプラコッテ
留学期間:
5週間
総費用:
440,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 240,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<GTEC for students 721点>

留学内容

Vajira Sri Children’s Development Center:所謂孤児院と学校が併設された場所。此処で子供たちのお世話をし、一緒にサッカーや凧揚げなどをするとともに、日本語授業、折り紙教室なども行った。子供達には英語が通じないので、現地の先生に通訳してもらいながら授業を行った。数や動物の名前をカードで覚えるとともに、習ったことが出てくるような童謡を聴き、日本語に親しみを持ってもらう事に主軸を置いていた。
SHEFFIELD JAPANESE LANGUAGE TRAINING CENTRE:上記のセンターの長であり、ホストマザーのNiliminiさんが行う日本語教室。此処で、日本語能力試験N5への合格を目指し将来的には日本への出稼ぎを目指す20代の男女に授業をさせてもらっていた。「みんなの日本語初級1」を教材に用い、基本的挨拶などを勉強するとともに、その日の日本のニュースなどについて話をした。

 

留学の動機

海外で日本語を学ぶ人達と会ってみたかった。
一度中国の姉妹校で日本語を学ぶ中高生と交流する事があり、その際海外に日本語を勉強する人がいる事を実感、衝撃を受けた。中国への潜在的な偏見を踏まえてだったかもしれないし、同年代でありながら日本語/国語/英語を話せる人達への畏怖だったのかもしれないが、これをきっかけに、海外での日本語教育に興味を持ち、今回の留学に繋がった。

成果

今まで途上国の格差というと、貧困の様な経済的格差しか意識したことが無かった。
しかし、スリランカでの日本語教育の現場を見て、そこにも格差を感じた。
勿論単純に、中国で見た教育現場と比較することはできないが、場所によって受けられる教育の質がこんなにも異なるのかと驚いた。
突き詰めれば、経済格差がある故の教育格差なのかもしれないが、今まで目を向けたことの無い格差に注目するきっかけとなった。

ついた力

協調する力

ボランティアの大半はヨーロッパ出身の大人、アジア出身の15歳は異質な存在であった。日本語教師としての仕事の際は一人での立案、行動を求められる一方、ケア活動やホームステイ生活では、大人との協調を求められる。異国の地で一人前の大人として扱われる事は、未熟な僕にとって厳しかった。しかし、今まで同世代との協調しか求められなかった僕にとって、幅広い世代の人と協調できるようになる良い機会となった。

今後の展望

今回の留学は自分自身の成長には大きくつながったものの、(大きな意味での)社会への貢献という面では何も成し遂げられなかった。短期間で、専門的能力もない僕が社会貢献などできない事はわかっていた。だが、これからも勉学を通して自らの知見を広げて行き、自分にできる、自分だからできる社会貢献の方法を模索し、次は自己満足で終わらない留学をしたい。

留学スケジュール

2016年
7月~
2016年
8月

スリランカ(スリジャヤワルダナプラコッテ)

生活 ホームステイ(同じ孤児院で働くボランティア4,5人と同じ場所にステイ)
朝 パン 昼 カレー 夜 カレー 
平日
7時起床。朝食を取り、授業に備え準備をする。終わり次第孤児院に移動し子供たちに挨拶、一緒に遊ぶ。
9時~10時位、生徒が集まり次第授業を始める。宿題を確認、テキストに沿って章を進める。合間に日本の童謡を聴いたり、その日の日本のニュースのはなしをしたりして、14時位には終わる。
その後は、また孤児院に行き子供たちと遊ぶ。日によってはパソコンの基本操作、Wordの使い方などを教えた。18時頃にはホームステイ先に戻り、ボランティア仲間と談笑したり、街に買い物に行ったりする。夕飯を食べ、各自好きなことをして就寝。
休日
ボランティア仲間と一緒に旅行。ゴール、アヌーラダプラ、キャンディ、等々有名な場所を巡った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

前日学んだ果物の名前をすらすらと書く子供たちに驚いた
折り紙教室 ※確認が取れていないためモザイク処理
お手製凧を揚げる ※画像2同様
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

孤児院の子供達は本当に純粋で、優しかった。
"アラタ、オハヨーゴザイマス"と授業で教えた物を実践してくれたり、"ARATA,Come,come"とクリケットに誘ってくれたりした。ただ、校庭の整備や、ゴミの処理などは自分たちで熟しており、そんな彼らは逞しく、大人に見えた。

出国の前日、明日バイバイだね、と一人一人声をかけていっても全体的に反応が薄かったので悲しかったのだが、翌日の朝、お手製の色紙にメッセージを書いて渡してくれた。また、トビタテTシャツには彼らの名前を書いていてくれた。
淡白な感じで無関心を装いつつも、陰で準備してくれていた子供達のサプライズは本当に嬉しくて泣きそうになった。
帰国後見返してみると、ARATAはARATTAになっていたり、最初KOREANと書いたところを消して、JAPANESEと修正されていたり、いろいろと複雑な気持ちにはなったが、突然来た日本人を温かく受け入れてくれた彼らには本当に感謝している。

頑張って英語で書いてくれたメッセージカード
裏面までびっしりと絵・メッセージ・名前を書いてくれた

ぼったくり

  • 生活 : 治安・安全

慣れないうちはトゥクトゥクに何度もぼったくられました。
メーター式だからと安心していると、メーターの上がり具合が半端なく、普段の3倍の料金を請求された事。また、300ルピーで合意していたのに、降りてから1000ルピー請求されたこともありました。一応ナンバーをメモして、抗議をし、それでも話が通じない時にはホストマザーなど信頼できる人を呼んでいました。
ただ、毎回トラブルが起きていてはストレスが溜まってしまいます。僕の場合は、ステイ先近くに良くたむろしている数人のトゥクトゥク集団がいたので、そのおじさんたちと仲良くなり、彼らのに乗っていました。

  • 生活 : 食事

これから留学へ行く人へのメッセージ

自分から好んで行ったとしても、慣れない環境には戸惑うと思います。どんどん現地の人を頼っていきましょう。
僕のように短期の場合、本当にあっと言う間に終わってしまうので、思い立ったらすぐ行動してください。
留学が悔いなく、楽しく終わることを願っています。