留学内容
乾燥した地域であるオーストラリアは、水資源の確保が重要な問題です。この水問題を解決する一つの技術として、膜分離技術があります。
私は様々な産業廃水や海水などからきれいな水を得るための膜(フィルター)の研究に携わってきました。
留学期間の目標は次の3つでした。
1. 新たな研究手法、分析方法を学ぶ。
2. 留学先以外の大学や研究機関、廃水処理施設を訪問し、現場を知り、視野を広げる。
3. 英会話力を高め、友達を増やす。
留学先では、膜の性能評価を中心に研究を進めました。そして膜関連技術の研究を行う大学4つ、公的研究機関と廃水処理施設の訪問を行い、それぞれ研究者の方と研究に関する議論を交わすことができました。また大学、学会先で出会った学生、ハウスメイトと毎日話すことで、少しずつ日常英会話にも慣れました。
この留学を通して、今まで知らなかった自分の強みに気づくことができ、お互いの文化や言語を学びあえる友達が増えました。楽しいことも、苦労したこともありましたが、素敵な経験ができたと実感しています。