留学内容
ETHの建築学科で1年間の留学をおこない、スイスの建築設計事務所でインターンを9ヶ月おこなった。
なぜか、自身の今後の進退をかんがえる上で、日本でのこれまでを相対化したいとおもっていたからだ。
結果、自分のアイデアが世界でも通用することを肌でかんじられたことが一番の収穫だった。一方、文化や文脈のちがいをかんじる時ももちろんあり、そこへどうアプローチできるのか、今、かんがえている。
最終更新日:2017年07月24日 初回執筆日:2017年07月24日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
ETHの建築学科で1年間の留学をおこない、スイスの建築設計事務所でインターンを9ヶ月おこなった。
なぜか、自身の今後の進退をかんがえる上で、日本でのこれまでを相対化したいとおもっていたからだ。
結果、自分のアイデアが世界でも通用することを肌でかんじられたことが一番の収穫だった。一方、文化や文脈のちがいをかんじる時ももちろんあり、そこへどうアプローチできるのか、今、かんがえている。
学部のときからぼんやりとスイスに留学したいとかんがえていた。理由は、スイスの造形を言語化することができなかったから。
大学院の初期に国際ワークショップに参加し、留学を決意した。
留学は、自分にとって、自分の今後の進退をかんがえる上で、重要な指標になった。留学前・中・後のであいは自分にとってかけがいのないものになった。
ただ、まだパーソナルなものでしかないのかもしれない。
これからユニバーサルなものに醸成していく必要がある。
しゃべる・ふるまう力
英語がどんなに下手でも、コミュニケーションの手段はある。ある意味、英語が全くしゃべれなくても、コミュニケーションがとれる、そんなふるまいがあることをしった。もちろん、英語や、現地の言葉ができたほうがよい。しかし、できないことが、留学をしない理由にはならないことが、わかった。
すむこと、場所をつくること、といった抽象的なレベルでは建築や、その集合体たる都市、あるいは領域の役割は文化をこえての共通のテーマである。そのことを踏まえて、じぶんがつくりだすかたちを、世界のどこでも共有可能なかたちなのか、共有不可能な固有なかたちなのかをみきわめていくことで、創造価値を創出しながらグローバルに活動できる素地を形成していきたいとかんがえている。
2015年
8月~
2016年
6月
建築学科で1年間の留学をおこなった。デザインスタジオの履修・実習が学生生活の大半をしめ、大きな成果をえられた。
2セメスターで2つのデザインスタジオを履修し、前期のスタジオはメソッドが厳格で、スイスの教育方針を垣間みれ、勉強になったが、はじめてのスタジオ課題ということもあり、ついていくのが精一杯で、何か自分から提案をすることはほとんどできなかった(のちのインターンでお世話になった事務所とのであいはこのスタジオをつうじてである)ようにおもう。
後期のスタジオは前期とは対照的で、学生が自由に自分のアイデアを発展できるのびのびとしたスタジオだった。ここで自分のプロジェクトが評価され、ETHのイヤーブックに掲載されたことは、自分の自信に繋がった。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 600,000 円 |
生活費:月額 1,200,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 600,000 円 |
生活費:月額 1,200,000 円 |
2016年
7月~
2017年
3月
スイスの建築設計事務所でインターンを9ヶ月おこなった。主にコンペティションに参加し、1つの実施設計の補助と、5つの設計競技にたずさわることができた。
実施設計では事務所の代表作である博物館改修のための実測を主に担当し、設計競技では美術館2つ、研究所、コンサートホール、そしてアーバンスケールの住宅、オフィス、フィットネス施設のコンプレックスをあつかった。それぞれ模型でのヴォリュームスタディ、敷地図面の作成、レンダリング補助、立面・断面の背景、ダイアグラムなど、建築設計におけるアイデア情勢の裏側に関わることができたのが貴重な体験だった。
他にもヨーロッパでの仕事観・労働環境を学生の間にインターンとして体験できたのはおおきい。
ちなみにスイスの建築学生は学生期間中の1年間のインターンシップが義務となっている。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 450,000 円 |
生活費:月額 1,350,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 450,000 円 |
生活費:月額 1,350,000 円 |
自分が本当に必要なものについて、かんがえることができる、時間と場所がある。具体的にも、抽象的にも。他者と共有可能なものは、ある一定の抽象度を必要とする。海外は自分にとっては、現実とはすこし距離をおいた、抽象的な場所だった。それはものをじっくりとかんがえられる時間だった。これから、もうすこし、具体的になっていくといいとおもっている。
理系のインターン先はある程度スペシフィックでしょうので、インターン先をさがしていることを友達にもつたえましょう。あとはどんどん応募しましょう。