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かっちゃん

出身・在学高校:
京都教育大学附属高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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できる範囲で答えさせていただきます。


最終更新日:2017年12月07日 初回執筆日:2017年12月07日

ドイツ語圏音楽留学

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ロイトキルヒ夏期音楽アカデミー、ザルツブルグ夏期マスタークラス・バイオリン
  • オーストリア・ドイツ
  • ロイトキルヒ市・ザルツブルグ市
留学期間:
1ヶ月
総費用:
472,055円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 450,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語&英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私の留学の目的は、ヨーロッパの音楽についてより深く知ることです。
そのため、ドイツで音楽のマスタークラスに参加し本場でクラッシック音楽を学びたいと考えました。
具体的には、ヴァイオリンの演奏技術の向上、
マスタークラスに参加し、他の受講生と交流すること、
そして受講生コンサートに出演することでした。
また、マスタークラスに参加する間、ドイツの家庭でホームステイをすることができました。ホストファミリーと交流することがドイツの音楽を理解するよい機会になると思いました。
このような目的を達成するためにドイツでロイトキルヒ市の市民大学が主催するマスタークラス に参加しました。
ドイツのマスタークラス終了後には、オーストリアのザルツブルクに向かいました。そこではマスタークラスと同時に音楽祭が開催されていました。音楽祭のコンサートに、私が日本で師事しているヴァイオリニストの高木和弘先生が出演されました。日本人の音楽家が海外で活動する様子を見ることは、もうひとつの目的でした。



留学の動機

海外に入ったことがあったのですが、親の力を借りずに海外に行きたいと思ったことです。なぜなら、海外に行って親の陰に隠れて、尻ごみしているような自分を、変えたいという思いが強かったからです。
そして、私は将来バイオリニストになりたいので、音楽留学をすることに決めました。

成果

改めて自分の中途半端で甘い取り組みに気づきました。留学によって自分の弱さや甘さを自覚し、克服したいと強く思うようになりました。私の場合、留学で特に成果を上げたわけでなく、帰ってきてからが新たな始まりでした。「目の覚めるような素晴らしい」留学ではなく、「目が覚めた」留学でした。

ついた力

自分把握力

留学で、自分の音楽に対する取り組みがいかに甘いか、また自分がいかに弱いかということを思い知りました。特に「十六歳は子どもじゃない」「基礎がなっていない」とレッスンで言われ、心に響きました。
留学しなかったら、自分がフラフラしていて地に足のつかない取り組みをしていたことに気づかなかったと思います。
そして、そういう弱くて甘いじぶんが把握できたことが、一番の収穫でした。

今後の展望

留学中に悩まされ、それゆえに、意志が固まったのは、進路についてです。私はバイオリニストになることを目指しながら、普通大学に行くことに決めました。そして、大学に入ったら、また、音楽留学をしたいと思っています。今度はもっとパワーアップして留学したいです。そして国境を越えたグローバルな音楽家になります。

留学スケジュール

2017年
7月~
2017年
8月

ドイツ(ロイトキルヒ市)

レッスンで先生に、「16歳は子どもじゃない」と言われました。私は自分の中途半端で甘い取り組みに気づき、反省しました。ここで、以前の私なら、ショックをひきずったままでした。でも、その時は「私は、トビタテ生です」とつぶやきながら、前向きになってレッスンに向かいました。相変わらず厳しいレッスンでしたが、そこで受講生コンサートに出演することが決まりました。
マスタークラスの最中にロイとキルヒ市民大学校長のカール・アントン・マウハーさんにインタビューをしました。マウハーさんの、人材育成と町の活性化に対する熱意が印象的で、それは、トビタテ留学ジャパンスタッフ一同の「人間力」に通じるものがありました。
マスタークラスの受講生は年齢も国籍も様々でしたが、すぐに打ち解けてよく食事を共にしました。そのときは怖い先生もビール好きのおじさんになり、たくさんの人とつながることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

今まさに飛び立つ瞬間!
ロイトキルヒ市民大学校長へのインタビュー
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
8月~
2017年
8月

オーストリア(ザルツブルグ市)

ザルツブルグに移動してすぐ、私が日本で師事している高木和弘先生が出演するザルツブルグ音楽祭を見学しました。リハーサルから本番までを見ることができました。世界で活躍する日本の音楽家の姿をみることができ、勉強になりました。ザルツブルグのマスタークラスは伝統があり規模も大きいものでした。レッスンでは、高いレヴェルをもとめられ、一朝一夕には超えられないどうしよもない壁を感じました。でも「一朝一夕には超えられない壁」は、「じっくり取り組むべき課題」であり、まさにそのことに気付かされる的確な指導をうけました。先生の指導には、今になってその意味が分かることもあります。たとえば、先生に初歩的な曲に取り組むように勧められたとき、私はその意味がわかりませんでした。しかし、最近ではその曲を勧められた意味がよくわかるようになり、初歩的な曲の真の難しさに気付かされたのです。留学後にも得るものが大きいレッスンでした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ザルツブルグ市で友達になった人を家に呼んでだし巻き卵ずくり
大家さんに扇子をプレゼント
音楽祭リハーサル見学!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

なぜ高校生で留学するのか。
それは、失敗をするためです。私は高校生で留学できたことに本当に感謝しています。もし、大学ではじめて留学して、自分の弱さや甘さをはじめて思い知ったとしたら、少し遅いわけですし、今、これからという時だからこそ、留学が必要だったと思います。
留学は私を変えました。具体的には
リーダーになることに自信がない→自分がやりたいと思ったことは中心になって邁進する
自分はバイオリンの練習も結構やっている→自分は練習の仕方という点でまだまだ自分に弱くて甘い
日本の中でまず成果を上げよう→世界を視野に入れてとびだすことを考えよう
自炊したことないなあ→意外とできるものだ
20歳まではまだ子ども→ドイツでは18歳で成人ということは16歳の私は成人間近!!!
私にとって留学は私の価値観、視野、意識を変えたものです。



自炊はできないのではなく、やらなかっただけだったと気づいた

選択して下さい


留学前にあまり語学の勉強ができなかった

  • 語学力 : その他の言語

私は、ドイツ語圏への留学予定だったので、ドイツ語を話せるように準備するべきだったのですが、実際は準備不足で現地に向かいました。語学の面で不安はあったのですが、ヴァイオリンの個人レッスンでは先生のジェスチャーや表情で言われたことを理解でき、演奏することで応えられたので、音楽の習得にはあまりハンディにはなりませんでした。
また、マスタークラスの受講生同士は、国同士の関係にかかわらず、どの国の人とも友好的に接することができました。世界は「音楽」という「言葉のいらない言語」でつながっていることを実感しました。
ジェスチャーや表情は、重要なコミニュケーションの手段です。
日本のお笑い芸人は、それらをうまく利用して、人々の心をつかんでいます。海外の友達とネットの映像などでそれを一緒に見て大笑いしたときは、より強くそのことを感じました。
私は、「海外に行く=言葉を話す」は絶対必要というわけではないと思います。
でもやはり、その国の言葉は、その国の文化として学びたいと思ったので、帰国後ドイツ語の歌を聞いて勉強を始めました。

留学前にやっておけばよかったこと

日本の料理を留学前に実際作っておけばよかったと思います。私は「現地ではネットで調べて作ればいい」と考えていました。留学中、友達を招待し「豚肉の生姜焼き」を作ろうとしたのですが、留学先のスーパーには日本の料理酒とみりんがありませんでした。結局、なしで生姜焼きを作ったのですが、それらがないことで肉が固くなるとわかったのです。その料理に必要な材料をあらかじめ知っていれば、何か対応できたと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

短期留学の場合は期間が短いので、留学中に壁を乗り越えたり、克服しようとするのはとても難しいことだと思いました。なぜなら『壁』といっても時間をかけてゆっくり乗り越える壁もあるからです。だから乗り越えよう、克服しよう、と思って留学中に乗り越えられなくても落ち込むことはありません。留学中は壁にぶつかってぶつかってたくさん悔しい思いをしましょう。帰ってきてからが新たなはじまりです。