留学大図鑑 留学大図鑑

和田隆克(ベネ)

出身・在学高校:
私立灘高等学校
出身・在学校:
東京大学
出身・在学学部学科:
工学部システム創成学科E&Eコース
在籍企業・組織:
総合商社内定者

【イベロアメリカ諸国と日本を巻き込む事業を創り、両者の持続的な繁栄に貢献したい】

・イベロアメリカでの事業や再生可能エネルギー事業に興味がある方、気軽にメッセージください!

・メキシコ料理やサルサといったラテン文化に興味のある方、楽しみを共有しましょう!

・留学を計画中の方、留学計画作成やトビタテの選考対策について、等身大のアドバイスをさせていただきます!


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

再エネで繋ぐ!~イベロアメリカと日本

留学テーマ・分野:
語学&研究留学(学部生)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • メキシコ国立自治大学(UNAM)・工学部
  • メキシコ
  • メキシコシティ
留学期間:
3か月
総費用:
580,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 610,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<DELE B1(中級)> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<SIELE B2(中上級)>

留学内容

本留学では3つの目的をもって臨んだ。
①スペイン語運用能力の向上
②再生可能エネルギーへの理解深化
③イベロアメリカ圏・再生可能エネルギー分野の人脈構築

その目的を達成するべく、3つの活動を行った。
①語学学校でスペイン語の学習
②ラテンアメリカトップレベル大学(UNAM)で再生可能エネルギーの講義受講・発電所見学
③UNAMで、再生可能エネルギーに関する研究(日本でのバイオマスガス化複合発電のポテンシャルと経済性評価)

留学の動機

私はこれまでの経験を通して、「将来イベロアメリカ諸国と日本を巻き込む事業を創り、両者の持続的な繁栄に貢献したい」という夢を持つようになった。その夢は自分が本当にやりたいことなのか現場で検証したい、さらにその夢の実現に近づきたいという想いで、留学を決意した。

また、再生可能エネルギーという分野は、夢を実現する手段となり得ると考え、大学で研究している分野であり、その優位性を生かしたいと考えた。

成果

本留学の3つの目的は、ある程度達成できた。さらに思わぬ収穫や気付きが2つあった。
①コンフォートゾーンから飛び出すことを楽しめるように。
未知のことへ挑戦したり、人を頼る精神的なハードルが低くなり、肝が太く(図々しく?)なった。
②気持ちを表現する心地良さ。
メキシコでは、恋人は勿論、家族や友人間での愛情表現・Give&Giveの思いやりに溢れ、居心地がとても良かった。

ついた力

コンフォートゾーンから主体的に飛び出す力

「自身の居心地の良い所から飛び出し、未知の領域に挑戦することを楽しめる能力」
未知の領域への挑戦は、上手くいくか分からず不安なものであるが、成功や失敗に関わらず挑戦することで新しい気付き・自信が得られる。これは変化の早い時代に役立つスキルであると考えられる。
実践活動の受入機関や住居を現地で探したり、知り合いのいないサルサ教室に飛び込んだりしたことで身についた。

今後の展望

「イベロアメリカ諸国と日本を巻き込む事業を創り、両者の持続的な繁栄に貢献する」という夢を追求・具体化していきたい。今回の留学を通して、必要なもの(スペイン語運用能力、関連分野の知見・人脈)と強み(コンフォートゾーンから主体的に飛び出す力)を獲得できた。大学卒業後は、内定先の総合商社で夢に近づく道を切り拓くことに挑戦する。

留学スケジュール

2017年
8月~
2017年
10月

メキシコ(メキシコシティ)

メキシコ国立自治大学(UNAM)付属のスペイン語学校(CEPE)にて、6週間の講義を受講。レベル5/9を80/100点で修了。
クラスメイトは自分の他に、イギリス・オランダ・オーストラリア・韓国・日本からの5人だった。
クラスは、全てスペイン語で行われ、文法の講義から、与えられたお題についてのディスカッション・プレゼンテーション等、スペイン語でのインプットとアウトプットを楽しめた。

費用詳細

学費:納入総額

76,800 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

多様なクラスメイトと、メキシコ人の先生
観光地・迷信等のプレゼンで、日本・他国への理解。
費用詳細

学費:納入総額

76,800 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

2017年
10月~
2017年
11月

メキシコ(メキシコシティ)

ラテンアメリカトップレベルのメキシコ国立自治大学(UNAM)にて、
①再生可能エネルギーの講義受講
②発電所見学
③再生可能エネルギーに関する研究(日本でのバイオマスガス化複合発電のポテンシャルと経済性評価)
を行った。

これらの実践活動は、現地で足を運び、周りの人々の協力も得て実現できた。
想いをもって主体的に動くこと、時には周りの人々を頼ることの大切さを実感できた。

また、自分で会社を興し、その収益を元手に新たな研究開発を行う事業を行っているようなクラスメイトと仲良くなったりと、刺激を受けた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

発電所見学。仲良くなったクラスメイトと。
研究の一部:エネルギーシステムの動作シミュレーション
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

35,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

9/19のメキシコ大地震は甚大な被害を生んだ。地震直後から、街中には本当に大勢のボランティアが支援に向かい助け合っていた。友人とボランティアに向かった先では、「どこから来たの?協力してくれて本当にありがとう!」と非常に感謝され、握手を求められた。大変な状況の中で、心温まる瞬間だった。

9/19のメキシコ大地震直後のボランティア。

とは言え、異文化理解のハードルは低くない。

タコス、ポソレ、モレ…と日本人の口に合う美食が多いメキシコではあるが、全て受け入れられる訳ではない。

「甘い+辛い+しょっぱい+酸っぱい=?!」

これは多くのメキシコ人が大好きな味のようで、子供向けのキャンディもこんな味がする。
僕には一生かけても理解できる気がしない、、

マンゴー+唐辛子+塩+レモン=?!

【ヤバい、実践活動の受入機関が見つからない!現地で足を運びまくる!】

  • 留学先探し : インターンシップ

もともと実践活動として予定していた某企業でのインターンシップが実現できず、現地で受入機関を探すことになってしまった。現地の知人・友人のコネクションやLinkedinの求人情報等を頼り、様々な企業へアプローチするも、期間の短さ等を理由に受け入れられず、企業でのインターンシップを諦めることになった。

そこで、自身の留学目標を実現する手段として、大学での研究もあり得ると思い至った。早速、大学中を巡り、再生可能エネルギー分野の教授と講義について聞いて回り、教えてもらった講義に飛び込んだ。まだまだ拙いスペイン語で聴講させて欲しい旨を伝えたところ大歓迎され、聴講許可のみならず発電所見学への随行まで許可された。その後、当教授に研究させて貰えないかと厚かましく願い出たところ、研究課題を与えてくれ、大学院の研究室利用を認められた。

【学び】想いをもって主体的に動き回れば何とかなる・周りも協力してくれる。

留学前にやっておけばよかったこと

①実践活動の受入機関の選択肢をあらかじめ複数想定しておくべきであった。受入機関がなかなか見つからないプレッシャーは精神衛生上よろしくないので。
②自分のこと(自分・日本・研究内容等)について、スペイン語でしっかり説明できる状態にしておく。これにより、よりスムーズなコミュニケーションがとれたかもしれない。

留学を勧める・勧めない理由

留学は絶対おすすめです!僕が考える留学の良さは
①自分の夢に近づける、あるいは夢を具体化する機会となること。
②自分で何とかするしかないという環境に強制的に置かれるため、コンフォートゾーンから飛び出さざせるをえず、新しい気付き・自信が得られること。

これから留学へ行く人へのメッセージ

想いをもって主体的に動けば、道は拓けます!