国・地域別留学ガイド
メキシコ

大学生・大学院生
向けガイド

メキシコでの外国人向け教育は各地域で優秀な公立・私立の高等教育機関が担っており、スペイン語、メキシコ・ラテンアメリカ文化、そして芸術、人文学などを幅広く学ぶ機会を提供している。また古代文化やカリブ海リゾート地など魅力的な観光地があり、ラテンアメリカ諸国における主要な留学先の一つとなっている。現在、メキシコ政府承認のPNPC(Mexican Postgraduate Quality Program)では博士、修士、そして専門課程で計1,800のプログラムを提供している。
日墨関係は400年以上の歴史があり、現在も政治や経済など、さまざまな分野で友好関係が築かれている。例えば1,000を超える日本企業がメキシコに進出しており、日本企業の投資先として魅力的な場所となっている。こういった状況からメキシコでは、グローバル・ビジョンと現地の知識をあわせ持つ人材の育成が必要とされ、学術交流が盛んになってきている。またメキシコ・シティと成田間は直行便が毎日2便運航されており、日本人にとってアクセスのしやすい場と言えるだろう。

大学の入学条件

学士課程は高卒であること、そしてその大学が求める最低基準の成績を満たしていること(基準は大学により異なる)。
修士課程の場合は学士課程を修了していること。

必要な語学力

スペイン語(必須)。
例外として英語だけで行われる教育プログラムもある。

出願時期

大学により出願時期はさまざま。 特に大学院のプログラムに関しては異なるので以下リンク先を参照すること。
http://www.ses.sep.gob.mx/educacionsinfronteras/index-en.html

生活費(平均)

物価は場所によって異なる。特に物価の高い都市はメキシコ・シティ、モンテレイやグアダラハラ。
以下はメキシコ・シティの相場となる。

交通費:メトロの料金は30円程度、タクシーは250メートルで50円程度。

食費:牛肉1キロ500円程度、卵1ダースは150円程度。外食に関しては、平均的なランチの価格は1回あたり330-550円程度。

滞在先

学生寮のある大学は少ないため、多くの場合留学希望者が各自でメキシコの大学が推薦する滞在先或いはホームステイ先を確保する必要がある。

渡航前に必要なもの

日本人留学生がメキシコで6ヶ月以上勉強する場合、メキシコに行く前にビザの手続きが必要になる。
このビザの手続きに必要な主な条件として、メキシコの大学の受入承諾書があり、必要な情報が含まれていなければならない。

詳細についてはメキシコ大使館領事部に問い合わせて確認すること。
E-mail: visasjap@sre.gob.mx
Tel: 03-3580-2961 (平日午後3時から5時)

必要書類

最終学歴の学業証明書或いは学位記、出生証明書、パスポートのコピー或いは公的身分証明書や語学能力証明書(スペイン語で授業を受ける場合)。
一部のケースとして、志望動機や推薦状を提出する場合もある。出願の際は、各大学に問い合わせること。
全ての書類にはスペイン語訳が必要であり、公認確認・アポスティーユされていいなくてはならない。

学期制度

通常、新学期は8月末から9月にスタートする。
学士課程は2学期制となっており、6月から8月にかけて夏季休暇があり、その期間にサマースクールが開催される。

参考になるwebサイト

海外留学支援サイト:
http://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/region/sc_america/mexico/

※海外留学支援サイトに別ウィンドウで開きます。

国際開発協力庁:
www.amexcid.gob.mx

※国際開発協力庁サイトに別ウィンドウで開きます。

国家科学技術審議会:
www.conacyt.gob.mx

※国家科学技術審議サイトに別ウィンドウで開きます。

メキシコ大使館:
https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/es/#popup

※メキシコ大使館サイトに別ウィンドウで開きます。

メキシコ公共教育省留学生向け高等教育情報:
http://www.ses.sep.gob.mx/educacionsinfronteras/index-en.html

※メキシコ公共教育省留学生向け高等教育情報サイトに別ウィンドウで開きます。

(取材協力) メキシコ大使館 https://embamex.sre.gob.mx/japon/index.php/es/#popup

※メキシコ大使館のサイトに別ウィンドウで開きます。

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