留学内容
留学の主な目的は,ÅboAkademi大学のSlotte教授との共同研究です。Slotte教授は脂質膜分野における,脂質合成ならびに蛍光時間分解解析の権威ある先生で,直接ご指導頂くことで脂質膜の最先端の研究動向や解析手法の取得を目指しました。また,先生方やラボメートとのディスカッションを通して,英語でのコミュニケーション能力,研究力を培うことを目指しました。大学の授業の受講や,企業が開催する学術国際セミナー(ドイツ)に参加するなど,精力的に研究活動に従事しました。また得られた成果で,国際学会への参加を果たしました(Biophysical society, ポスター発表)。
主目的の研究に加え,自身が教職課程を履修した経験から,教育大国であるフィンランドの高等教育体制を学ぶことも目的としました。大学横断型の柔軟な教育カリキュラムでは,大学間の交流を盛んに支援する体制を体験しました。プライベートでは,日本食パーティーを企画したり,書道教室を開催したりするなど,国際交流にも積極的に取り組みました。