留学内容
食と農を取り巻く消費者と生産者の関係をテーマにフードネットワークの観点から現地調査を行ってきました。現地では、まずイタリアの農村に行った際に語学に困らないように語学学校で少しイタリア語を習得した後、WWOOF ITALYを活用して現地の農家の方々と同じ生活を行い農作業の合間を縫ってインタビュー調査等を行いました。
最終更新日:2020年07月06日 初回執筆日:2020年07月06日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 650> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC775> |
食と農を取り巻く消費者と生産者の関係をテーマにフードネットワークの観点から現地調査を行ってきました。現地では、まずイタリアの農村に行った際に語学に困らないように語学学校で少しイタリア語を習得した後、WWOOF ITALYを活用して現地の農家の方々と同じ生活を行い農作業の合間を縫ってインタビュー調査等を行いました。
私の留学のテーマは食と農の持続的なフードネットワークのあり方についてです。このテーマにした理由は、現在農村を取り巻く事情の変化が挙げられます。例えば、グローバル化・農の産業化・高齢化・後継者の不足といったものです。しかし、これらの事情の変化は先進国はすでに経験し、解決したところもあります。その事例をしっかりと学ぶことにより実りある留学になると考え留学を決心しました。
もちろん目標としていた食と農のフードネットワークについての事例調査は達成することが出来ました。イタリアには豊かな食を求める人々とそれを生産する双方向のシステムが存在し広がっていることが分かりました。また、その他に異文化にとけこむ大変さと楽しみを感じることが出来ました。
とけこみ力
私は、フィレンツェに住んでいる間ハウスメイトがメキシコ人2人でした。彼らのコミュニティや人間関係に積極的に関わりました。ヨーロッパにおいてアジア人は圧倒的にマイノリティで情報収集が難しいです。しかし、ハウスメイト2人がラテン人コミュニティに誘ってくれた為交友関係を広げることはもちろんのこと、現地の情報や人生のあり方の示唆まで幅広い意見交換をすることが出来ました。
まだまだ勉強の途中です。分からないことばかりです。これまでお世話になった方々への感謝を忘れずにいっぱい勉強して、そして将来的に次の世代知識や経験をつなぐ役割を果たしていければと考えています。留学中に出来た仲間や経験はしっかりと心にとめ今後の活動に精進して参りたいと考えています。
2018年
10月~
2018年
12月
フィレンツェ 語学研修
スコラトスカーナにてイタリア語の習得を目的に語学研修を行った。イタリアでは農村に行けば行くほどイタリア語の能力が重要になる為。ルームシェアを行った。メキシコ人と一緒に毎晩楽しく話したり、ご飯を食べたりして楽しい日々を過ごした。その中で、彼らの哲学、ラテン人コミュニティーに入り仲間の輪を広げる等様々な体験を行った。また、語学学校で知り合った仲間たちと食事に出かけたり、旅行に出かけたりした。
アンギャーリ、ピサ 農村にてフィールドワーク
一転してこれらの地域ではアグリツーリズムや有機農業、CSA等の専門的な知識を持った人々と共同生活を行った。この中でイタリアの農業事情、食事事情について知ることが出来た他に、
学費:納入総額 230,000 円 |
住居費:月額 50,000 円 |
生活費:月額 30,000 円 |
学費:納入総額 230,000 円 |
住居費:月額 50,000 円 |
生活費:月額 30,000 円 |
シチリア島で調査を行っていたときのことです。シチリアの山奥(シチリアの中心都市から車で約3時間の場所)にアグリツーリズモの調査のため一週間滞在してお支払いをする際に起こったことです。クレジットカードが決済で使えない。これはクレジットカードで決済をこれまでしてきた私には致命的な条件でした。急いでキャッシングサービスを利用しようとATMに向かったところATMが村にあるすべて故障中。現金を持ち合わせていたため、現金を両替しようと銀行に向かったところネットの接続不良で両替は対応出来ないとのこと。どうしていいか分からなくなったところに調査先のおじさんが私に1日延泊して状況が回復することを待つことを提案してくれました。結果としてこの問題は解決されたのですが、いざという時は地元の通貨の現金が非常に大切なことを学びました。
これは解決した話ではなく、あったら良かったの話です。テーマによると思いますし、国にもよると思いますがイタリアの場合は圧倒的に車社会です。車がないと調査地に行くことも出来ませんし、時間が適当な為計画を立てることが難しいところがあります。イタリアにおいて車は市街地でも必須の乗り物で、もしない場合は1日何㎞も歩くことになるかもしれません。非常に、海外で運転はリスクが伴いますが、もしあったら強い味方になると思いますので検討してみてください。
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