留学大図鑑 留学大図鑑

みやこ

出身・在学高校:
市川高校
出身・在学校:
筑波大学
出身・在学学部学科:
デザイン専攻建築デザイン領域
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日

建築を通したトレジャーハンティング

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミラノ工科大学,建築デザイン
  • イタリア
  • ミラノ
留学期間:
6ヶ月
総費用:
1,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 610,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
イタリア語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

イタリアの建築思想を知りたいと思っていました。ヨーロッパで建築を学ぶとはどういうことなのか、実際にそこにある建築はどう存在しているのか、実際に見て聞いて考えたいと思いました。長い期間いられたことは、ヨーロッパの優れたものを実際に見に行くことのできる素晴らしい機会でした。大学の休み期間を利用して、隙を見つけてはイタリアのみならず他の国にできるだけ足を運び、優れた建築、文化、人間と出会えました。特に、イタリアに留学していたので、音楽と温泉との出会いに恵まれました。留学内容のトレジャーハンティングとはこのことです。本当に素晴らしいものと出会い続けられた留学でした。

留学の動機

留学する前から、ヨーロッパに優れた建築を見に行くことを目的に旅行していたことがあり、本物を見に行くことの大切さはわかっていました。留学することでその機会が増えることを狙ったことと、それらの建築は、どういった思想から出来上がっていったのだろうかとずっと疑問に思っていたので、留学して大学で建築の授業をとることでそれを理解したいと思ったのが大きなきっかけです。

成果

ヨーロッパの建築思想を知りたいと思っていた私ですが、建築といっても、建築が出来上がるには、その国の文化や気質が大きく関わっているということに気づかされました。また、ハンティングして多くのものに出会いましたが、常に建築を通して物事を考えるようにしていたので、建築をより多くの視点から考えることができるようになりました。

ついた力

ハンティング力

様々な良い建築、文化、人間などとの出会いにより、良いものを嗅ぎつけるハンティング能力が上がりました。ハンティング能力は、見過ごしてしまいがちな魅力的要素を見つけ、それを活かして社会にデザインという行為でアウトプットすることに役立つと思います。

今後の展望

出会ったもののうち、温泉が体験として強烈な印象を私に残しました。卒業論文、卒業制作で温泉を扱い、建築デザイン的な観点から、日本の温泉地に対する研究、提案を行おうと思っています。

留学スケジュール

2018年
8月~
2019年
3月

イタリア(ミラノ)

ベネチアにてワークショップ。スイス連邦工科大、クイーンズランド大学との合同で行いました。vedutaというベネチアの広場についての絵画と、現在の広場の様子を比較し、それをアクソメトリック図とともにチームを組んで描きあげました。成果物はベネチアビエンナーレ日本館に展示されました。(2週間)また、ミラノ工科大では建築史と設計課題の授業を履修し、ヨーロッパを中心に建築の歴史を理解するとともに、イタリアではどういったプロセスで建築設計を考えるのか、評価されるのかについて理解しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ベネチアワークショップにて成果物の前でメンバーと
大好きなsalsomaggiore terme
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ホームステイをしていましたが、ホストマザーがとても優しいおばあちゃんで、時間が合う時はイタリア料理を教えてもらったり、逆に私が日本料理を振る舞ったりしていました。陽気な性格で、天気が良い日はお弁当を作って公園に日光浴をしにいったり、編み物が得意で寒い季節には私にニット帽とマフラー、室内ばきを編んでくれました。ホストマザーのおかげでイタリアのことが好きになれましたし、また、その家族も優しく受け入れてくれ、とても温かみのある生活を送っていました。

ラザニアの作り方を教えてもらっている様子

とにかく毎日喋ること

  • 語学力 : その他の言語

ミラノでも、英語が通じない場面が多かったです。特に現地での滞在許可証取得時には、警察署に申請に行かなければならないのですが、その警察官も英語を喋ることができないので、ある程度のイタリア語の会話力を身につけられなければなりませんでした。ホストマザーとなるべく話すようにして、その日あったことや今日食べたもの、天気のことなどどうでもいいことでもとにかく会話することを意識していました。

留学を勧める・勧めない理由

留学することで、私の場合、視野が広がって、自分が何をしたいのかを見つけることができました。環境が大きく変わることで、自分の固定概念がいい意味で覆されました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学してみてからわかったことの方が多いです。下調べは大切ですが、あまり凝り固まらずに、留学を楽しみましょう。調べても分からなかったことが、当然のように訪れてきます。