留学内容
社会問題は、しばしば市場の失敗や、政治の失敗といった構造的によって生じ、固定化されている。
留学を通じてこういった社会的な状況を変革していくツールとしての「希望のあふれる」ツーリズムを実践に根付いた研究(実践的研究)活動として探求した。インドネシアでは全国各地への現地調査や、バンドン工科大学で計画学を学ぶ大学院生たちとの課題解決型のプロジェクトの実施、さらには観光分野での社会起業家とのネットワーキングに取り組んだ。オーストラリアでは、観光学においては世界最先端のグリフィス大学で「サステイナブル・ツーリズム」や「アボリジニ学」を学び、その後、南オーストラリア大学で先住民観光を専門とする教授のもと、Sarah’s Sister’s Sustainable Cafeのオーナーが主導して取り組んでいる先住民と非先住民の和解を目指したコミュニティ開発プロジェクトでの調査・研究パートを担った。