留学内容
日本で同性婚を実現するために、政治学・法学を現地で学び、多様な家族が形成されているスウェーデンではどのような政治的・法律的支援や活動があるのかを調査。またその活動に参加し、日本ではどのような活動が有効か、必要とされているかを模索する。
最終更新日:2020年11月25日 初回執筆日:2020年11月25日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
日本で同性婚を実現するために、政治学・法学を現地で学び、多様な家族が形成されているスウェーデンではどのような政治的・法律的支援や活動があるのかを調査。またその活動に参加し、日本ではどのような活動が有効か、必要とされているかを模索する。
・大学の授業の判例を読んでいる際に、男性同士・女性同士では自然に子孫を残すことが不可能であり家族としては認められない、夫婦の氏には家族としての認識の役割があり夫婦別姓は認められない、事実上パートナーである事実があったかもしれないが社会的に同性カップルを夫婦として認定することができないため一部社会保障の対象外とする判旨を読み、日本社会の「家族」とはなんだろうかという疑問から留学を決意した。
留学先で様々な家族を取材させてもらって、「すべては当事者の合意によって決まる」ということを再認識しました。どんなに他人が同性カップルは家族ではないと述べようが、夫夫では健全な家庭環境にならず育児環境としては不適切であるなどと思ったとしても関係はないのだと思いました。子供の育児に関して責任を持たなければならないのはセクシャリティを問わないはず。当たり前を当たり前だと主張する大切さを学びました。
何もしない力
どんなに綿密な留学計画を立てたとしても、どんなに出発前に準備をしたとしても、留学先で理想と現実のギャップを感じることがあるはずです。そんなときに無理に勉強をする、生活スタイルを変えるなどを行うのではなくとりあえず何もせずに焦らずにただ「慣れる」ことに全力を注ぐことが重要であり、「慣れた」あとに理想のための行動をすることが自分にとってのベストな方法でした。
帰国後も日本でのボランティア活動に加えて、コロナが落ち着いたらLGBTセミナーなどのスタッフもしてより同性婚を多くの人に理解してもらえる活動を行いたいと思います。
2019年
7月~
2020年
3月
リンショーピン大学の政治学部に交換留学し、多様な家族が形成されているスウェーデンではどのような政治的・法律的支援や活動があるのかを調査するために政治学と法学の授業を履修する。またその活動に参加し、日本ではどのような活動が有効か、必要とされているかを模索するために、スウェーデン語の授業も履修した。学期間の長期休みにはボランティアやインターンに参加した。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 41,000 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 41,000 円 |
生活費:月額 - 円 |
留学中は[Trouble Traveler]と呼ばれてたくさんの交通機関トラブルに巻き込まれました(笑)
飛行機のダブルブッキングで留学開始日の変更、船のチケットが別の国発のものになり、案内通りにバスに乗ったら違う駅に着き、旅行に行けばストライキ、バスの点検不良や飛行機遅延なんて当たり前でした(笑)
旅行はプラン通り行かないものと思うことで気持ちも楽になれますし、うまくいかなかったときのセカンドプランは時間を有効活用するための重要な習慣になりました。
就活のために卒業年次が遅れるのが嫌だ、という声をしばしば耳にします。
学部のモデルプラン通りに行かないことは多くの不安があると思いますが、事前にどんな業種に就きたいか、興味があるかを明確にしておくだけでも帰国後の負担は大きく変わりますし、現在はオンラインで留学中に就活をすることもできます。もちろん留学中に価値観が変わることは多いですが、現在やりたいことなどをはっきりしておき留学先で就活をしてゆっくりと最終年次を過ごすことも一つの手だと思います。
また留学の目的や内容が明確で自分の軸に沿うもので有る限りは留学による留年などは採用に関する不利益になるものではないと就活をしていて感じます。