留学内容
バイオテクノロジーが盛んなデンマークに留学し、次世代の医薬品を効率良く製造するためのシミュレーション技術を学びました。
最終更新日:2023年05月02日 初回執筆日:2023年05月02日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
バイオテクノロジーが盛んなデンマークに留学し、次世代の医薬品を効率良く製造するためのシミュレーション技術を学びました。
当該分野で世界トップクラスの研究者を有するデンマーク工科大学において、次世代医薬品製造における潜在的な課題を先んじて特定しその解決策をともに考えることで、日本が将来直面するであろう課題解決に貢献するため。
最先端のシミュレーション技術を習得しただけでなく、当該分野における研究者ネットワークが構築された。また、将来的な共同研究の可能性や自身のキャリアの選択肢を広げることができた。
色眼鏡を外す力
留学前には当たり前だと思っていたことが、海外では当然のように違っていて何度も違和感を覚えた。その経験から、物事を考える際に少なくとも日本とデンマークという2つの違った視点から比較することができるようになった。
留学で身につけたシミュレーション技術をさらに発展させ、研究者として日本のアカデミアと産業を繋ぐキーパーソンとなりたい。さらに日本から世界へ貢献するため、留学で培った国際感覚や研究者ネットワークを最大限活用し、次世代医薬品を一日も早く世界中の患者へ届けたい。
2022年
8月~
2022年
11月
デンマーク工科大学プロセスシステム工学センターに12週間在籍し、研究所の教授やポスドクら共同研究を実施することで、産業規模(10,000L程度)のバイオリアクター内の細胞培養環境の不均一性を予測する機械学習モデルを構築した。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 180,000 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 180,000 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
ビール大国デンマークでは、地ビールを片手にポスター発表が行われることも!?
デンマークの家賃の仕組みを知らず苦労しました。留学先の大学に斡旋してもらい安心していましたが、日本では当たり前の日割り家賃といった制度がなく、月初入居と月末から10営業日前に退去(ルームクリーニングのため)というルールが徹底されていて驚きました。また、当初88日間の留学を計画していましたが、その2ヶ月前に国際学会でEU圏内に8日間滞在していたので、シェンゲン協定が定めるビザなし滞在許可日数の上限90日(注1)を超過していました。航空券を予約する直前に気がつくことができギリギリで90日間に丸め込めましたが、前もって入念に確認しておくのが良いと思いました。
(注1)「あらゆる180日間における最長90日」とは: https://etias-web.com/schengen_visa/#schengen16(2023/04/11現在)