留学内容
私は地元の愛知県津島市の祭り発信、そして観光と祭りの融合を図るために伝統的な祭りが多く、そして世界第2位の観光立国であるスペインへ約4週間の探求留学へ行きました。そこでスペイン語を勉強しながら大きく分けて三つの探究活動を行いました。1つ目はバルセロナ日本領事館を訪問し、バルセロナで毎年6月に行われる日本の文化広報イベントであるバルセロナ日本祭りについて、詳しいお話を領事館スタッフの方々から聞かせてもらいました。2つ目はそのバルセロナ日本祭りにて毎年和太鼓のパフォーマンスを行っているスペイン人で構成された和太鼓グループである「バルセロナ太鼓」のワークショップに参加し、現地の方たちと交流することです。また領事館訪問を通じてバルセロナ日本領事館の公式Instagramに私の地元津島市で行われる「尾張津島秋祭り」の紹介をしていただきました。そして3つ目にマドリッドに本部を置く、国連の一機関である「世界観光機関」を訪問し、現地の職員の方から世界観光機関で行われていること、そして地域創生と観光学という観点から地元の文化を守っていくためにできることなどについてお話をきかせていただきました。語学学校のEFはスペイン語の語学学校で、私は4週間のサマーベーシックコースという1日90分×2コマの授業でスペイン語を勉強しました。その傍ら何か日本の文化や有名なものを紹介しようと思い、アニメ関連の文房具や自分の地元の祭りの写真が入ったポストカードを配ったり、小規模ではあるものの折り紙を折ろうの会を行い、同じ語学学校に通っている生徒たちに折り紙を教えました。この訪問で私はまず地元の文化を守っていくために祭り人の一人として今ある技術をなるべくそのままの形で吸収し、後世へ残していくことが一番大切なことであり、そして文化発信のために住民との協同性をしっかり重んじていくことが必要なのだと感じました。