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Hikaru

出身・在学高校:
北海道おといねっぷ美術工芸高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2024年09月11日 初回執筆日:2024年09月11日

イタリアで伝統的な家具修復の技術を学ぶ!

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アカデミアリアチ 家具修復・製作コース
  • イタリア
  • フィレンツェ
留学期間:
57日間
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 570,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
イタリア語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

アンティーク家具の国イタリアで伝統的な家具修復・制作の技術を学びました!
留学先にイタリアを選んだ理由は3つあります。1つ目はイタリアにはCassiniやMeridianiなどの有名な家具ブランドがたくさんあること。2つ目は家具製作の際に木や石などの自然素材を多く使用すること。3つ目はイタリア人は「世界で一番古いものを捨てられない民族」と言われていること。この3つです。
実際にイタリアで今も家具修復の職人さんとして働いている先生のもとに弟子入りをさせて頂く形で勉強をしました。彫刻や象嵌(ぞうがん)を学ぶだけでなく、実際に何百年も前の家具の修復も手伝わせて頂けました。

留学の動機

小さい頃から父が留学していた頃の話をたくさんしてくれて、留学・海外にとても憧れを持っていたからです!
工芸科の高校に通うことになったこともあり、家具のことはまだあまりよくわからないけれど工芸を絡めた留学をしてみようと思い立ちました。

成果

留学をしたことで家具に関して今までよりももっと興味が湧いたり、家具についての知識が身についたりしました。イタリアで学んだ彫刻の方法や傷ついた箇所の直し方など、授業や部活での制作で本当に役に立っています!

ついた力

挑戦力

留学する前、あまり私は自分から挑戦してみようと考えるようなタイプではありませんでした。しかし、留学中に「明日は〇〇に行ってこんなことをしよう!」「今日は店員さんとこんなことを話してみよう!」など、いろんなことを考えて行動しているうちに自分からもっと挑戦してみたいという気持ちが湧き、とても楽しくなってきました。
今も挑戦してみたいことについてはたくさん調べたり、色んな小さな挑戦を続けています!

今後の展望

イタリアで学んだ技術を活かした作品制作を続けていきます!
また、工芸を通して世界中の人たちと関わっていきたい、工芸の輪を広げていきたいと思っています!

留学スケジュール

2024年
1月~
2024年
3月

イタリア(フィレンツェ)

イタリアのフィレンツェで伝統的な家具修復・製作の技術を学びました!
東京にある留学エージェントさんを通し、現地で働いている職人さんのもとで約2ヶ月間勉強をしました。
この2ヶ月間で家具修復の技術だけでなく、日本にいたままでは知ることもできないような知識などを身につけることができました。色んな知識や技術を身につけたことで工芸に対する考え方がとても変わりました!

イタリアでは、同じエージェントさんを通して勉強をしにきている生徒さんとシェアハウスをして生活していました。日本だけでなく色んな国の方、さまざまな年代の方が来ており、家具についてだけでなく色んな生き方についても学ぶことができました。

費用詳細

学費:納入総額

750,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

250,000 円

項目:渡航費・海外旅行保険・パスポート・通信費など

250,000 円

象嵌(ぞうがん)を製作中……
先生に修復のお手本を見せて頂いています!
初めて最初から最後まで修復をした鏡
費用詳細

学費:納入総額

750,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

250,000 円

項目:渡航費・海外旅行保険・パスポート・通信費など

250,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった人

留学中は本当にたくさんの人にお世話になりました!現地の人だけでなく、日本で応援をしてくれた家族や友人、先生方など…… 感謝してもしきれないほどです。
今回は特に現地でお世話になった家具修復・製作の先生について書こうと思います!

この先生には2ヶ月間とてもとてもお世話になりました!
色んな技術のコツや歴史などについてとても詳しく説明して頂いたり、休憩時間に自分たちの国のことについてお話ししたりしてとても充実した留学を送ることができました。またいつか会いにいきたい!本当にありがとうございました!

留学最終日、記念に先生とツーショット
先生にだるま落としで遊んで頂きました!

「屋根のない美術館」、フィレンツェ

フィレンツェは「屋根のない美術館」と称されるほど街並みが美しいです。朝・昼・夜でこの街は全く異なった表情をみることができます。
また、フィレンツェには歴史的な建物や有名な美術館が、日本のコンビニのような感覚でたくさんありました。道を歩いていると突拍子もなく豪華絢爛な建物が現れます。フィレンツェを散策すると毎日が発見の連続です。
美術館を訪れると、ダビデ像やボッティチェリの「春」など教科書でしかみたことのないような作品をたくさん鑑賞することができます。芸術がお好きな方にはフィレンツェはぴったりな街だと思います。

ミケランジェロ広場から見たフィレンツェの街
ドゥオーモ広場の様子
ボッティチェリの「春」

留学中に自分を元気づけてくれたモノ・コト

皆さん!イタリアのピザを食べましょう!ピザは世界を救います!
イタリアのご飯はそれはそれは美味しかったです…… 帰国した今でも、外食をする際はイタリア料理のお店にしか行かなくなりました。

もしフィレンツェを訪れる方がいたらぜひこのお店に行ってほしい!というところを紹介したいと思います!
①Gusta pizza(グスタ・ピッツァ)
フィレンツェで私が一番美味しいと思うピザ屋さんです!焼きたてピザ最高。
②All’Antico Vinaio(アランティコ・ヴィナイオ)
パニーノ(簡単に言えばイタリアのサンドイッチ)のお店です!私はここにくる前全然パニーノが好きではなかったのですが、このお店によって私は変わってしまいました。おすすめは断然トリコローレ。

ピザ。危険な食べ物。この食べ物のことしか考えられなくなる。
パニーノ。危険な食べ物。いくら食べても足りない。
ジェラート。危険な食べ物。気づいたら太っている。

イタリアの言語事情

  • 語学力 : その他の言語

イタリアでは主にイタリア語・英語・地域によってはその他の言語が話されています。実際にイタリアに行ってみたところ、やはりイタリア語が中心で、英語を話せる人たちは観光地や、観光客に人気なお店・場所のあたりだけにいたように思います。また、英語を話せる・話せないは年代も関係しており、若い人は英語を話せる方が多かったです。ご年配の方は少しだけなら or 全く話せないという方が多い印象でした。(留学中に私がイタリア語が話せないせいで何人のおばあちゃんを道案内できなかったことか……)
留学をより充実したものにする、現地の人とのつながりを楽しむためにも、英語だけでなく難なく基本的な会話ができるレベルのイタリア語を身につける必要があると思います。(もちろん地域によっても少しずつ違ってくる可能性はあります!)

イタリアで注意すること

  • 生活 : 治安・安全

イタリアではスリ、置き引き、不審な募金団体などに遭遇します。ここでは対策について少し書きたいと思います。
まず、スリ・置き引き対策です。カバンを常に前に背負う、財布など大切なものは前ポケットに入れておく、どんな時でもカバンは常に抱えておくなど、とにかく大切なものは常に視野に入れるようにすれば一応大丈夫だと思います。盗難防止で鈴をつけて音で判断するなどではなく、とにかく貴重品は視野に入れておくことが大切です。フィレンツェは比較的スリなどが少ない地域であるので、治安のいい街であれば基本的にはこの対策で大丈夫だと思います。
次に怪しい募金団体や「お金をください」と話しかけてくる人への対策です。長い文章ではなく堂々と “NO” と言い続けるだけで十分です。留学したての頃ははっきり言えないかもしれませんが、最初はできなくても後から段々と言えるようになってくるので安心してください。
後は、夜に駅付近に近づかないようにすれば比較的安全な留学生活を送ることができると思います。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にやっておけばよかったことは、イタリア語の勉強です。留学中はもちろんですが、留学後にふとした時に「もっとあの人と話せたらよかったな」「あの時こんなふうに伝えられていたらな」と思うことが多々あります。しかし、悔しいだけでなくこの経験のおかげで今もイタリア語の勉強を続けられていたり、もう一度イタリアに行って色んな人たちに会いたいという夢ができたりという面もあります。でももっと話せていたらなあ……

留学を勧める・勧めない理由

私は留学をとてもお勧めしたいと思います!海外では、日本にいたままだと想像もできないようなことがたくさん起こります。良いことも悪いことも経験します。そして、その出来事を通して積んだ経験、知識はこれからの人生で必ず役に立ちます。留学してみたいけれど勇気が出ない、自分は海外に行けるようなタイプではない、そう思っている人たちこそ海外に飛び出してみてください。新しい世界が顔を出すかもしれません。

これから留学へ行く人へのメッセージ

これから留学へ行く人達へ。本や写真ではなく、自分の目を通して見る世界の色は思わず目を瞑ってしまうほど色鮮やかです。これから嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、感動することがたくさん待っていると思います。それらを踏み締めて一歩一歩前に進んで行ってください。もちろんティータイムも忘れずに。応援しています!