留学大図鑑 留学大図鑑

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出身・在学高校:
出身・在学校:
舞鶴工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
建設システム工学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年02月27日 初回執筆日:2025年02月27日

開発コンサルタントに必要な能力を見極める

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 舞鶴工業高等専門学校 建設システム工学科
  • カンボジア
  • プノンペン
留学期間:
1ヶ月
総費用:
480,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 330,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC720点> 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

カンボジア・プノンペンで交通渋滞を改善するために実施されていたJICA業務である「プノンペン総合交通管理計画及び交通管制センター運営維持管理の能力改善プロジェクト」を担う日本の開発コンサルタント会社でインターンシップを行った。
インターンシップでは、プロジェクトのカウンターパートである政府機関や現地企業等の関係者との会議や、信号機の現地調査に同行した。
また、プロジェクトに関わるデータの整理や、資料づくりも行った。さらに、プロジェクトの関連施設を見学しプロジェクトに関する理解を深めたり、プノンペンのバス利用について調査を行っている留学生との交流も行ったりした。
インターンシップ期間中は、経験豊富な開発コンサルタントの方々と接する機会が多く、これまでの経験や開発コンサルタントを志す上でのアドバイス等を聞くことが出来た。
高専の夏期休暇を利用した約1ヶ月間という短い留学期間であったが、開発コンサルタントの仕事の理解が深まり、自分の将来像、そのためにすべきことが明確になった。

留学の動機

小学生の頃から国際協力に関わる仕事がしたいと漠然と考えており、高専で土木を学ぶ中で開発コンサルタントという職業に興味を持つようになった。この職業は、実務経験の有無が重視され、大学卒業後すぐに途上国の現場で働く機会を得ることは難しいことを知った。私は日本に居ては開発コンサルタントという仕事の実態を知り、今後どのように力をつけていくべきか分からないと考えた。そこで、今回の留学に至った。

成果

開発コンサルタントとして働く際に直面する、海外業務ならではの難しさに気づくことが出来た。途上国の現場では、インフラ整備の前例がなく、また日本と置かれている状況が異なることから、決まった解決策はなく、その現場の状況にあった解決策を一から考える必要がある。よって、専門知識だけでなく、現場で臨機応変に対応する能力や相手の意向をくみ取る能力が必要不可欠だと感じた。

ついた力

新たなことに挑戦する力

留学前は、海外経験も少なく、開発コンサルタントに関する知識も少ない自分が、インターンに行って迷惑にならないか不安であった。しかし、1ヶ月間乗り切ることができ、また、これまでにない新たな気づきもたくさんあり自分の将来の選択肢が広がった。未知の環境に飛び込むには勇気がいるが、それだけ得られるものは大きいということを身をもって感じられた。今後も挑戦し続けることを大切にしたい。

今後の展望

今回の留学で、開発コンサルタントという職業に強く魅力を感じ、将来国際協力に携わりたいという自分の思いを再確認することが出来た。また、途上国でのプロジェクトを円滑に進めるためには、専門知識だけでなく、臨機応変さや相手の意向をくみ取る能力が必要だと強く感じた。大学では、これまで挑戦したことのないプログラムに参加したり、自分と専門性と異なる人々と積極的に交流し、これらの能力を磨いていきたい。

留学スケジュール

2024年
8月~
2024年
9月

カンボジア(プノンペン)

カンボジア・プノンペンの首都に位置するプノンペン都庁舎で平日の8時から17時まで、約1ヶ月間インターンシップを行った。インターンシップ期間中は、ホテルに滞在し、インターンシップ先へは会社の車で送迎を行ってもらっていた。インターンシップ中は主に、事務所でプロジェクトに関するデータの整理や資料づくりをパソコンで行った。例えば、プロジェクトに関する現地の人々へのアンケート調査の結果を整理した。そこでは、現地の人々にプロジェクトのどの面が評価されているのか調べられるのが面白いと感じた。また、最終的にインフラを利用する現地の人々の視点で、提案を行っていくことの重要性に気づけた。
インターンシップ期間中のお昼ご飯は、毎日会社の人々とともにローカルのお店に行き、ランチを楽しんだ。休日にはアンコールワットに約6時間かけてバスで旅行に行ったりもした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

インターンシップ先のプノンペン都庁舎
事務所での作業の様子
信号機の現地調査
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

私は日本で毎日ランニングを日課にしている。カンボジアでのインターンシップ中も、ホテルから近くの河川沿いや、陸上競技場などランニングできる場所を見つけ、毎日ランニングを継続した。私は、数日でも走らない日が続くと、自分のリズムが崩れ、調子が悪くなってしまう。今回のインターンシップ中は、ランニングを日本と同じようにカンボジアでも継続できたことが、体調を崩すこともなく、一ヶ月間元気に過ごすことができた要因だと思う。海外でのランニングは、観光にもなり一石二鳥だと感じた。今後も、海外で長期滞在する時は、自分のお気に入りのランニングコースを見つけてランニングを継続できる環境を整えるようにしたいと思う。

カンボジア・プノンペンの陸上競技場

受入れ先探しは色々な人に頼る!

  • 留学先探し : インターンシップ

私は、インターンシップの受入れ先をどのように見つければ良いのか悩んでいた。学校の先生に相談し、先生の知り合いの国際協力の仕事に携わっている方とお話しする機会をいただくことが出来た。そして、その方に海外でのインターンシップ先探しに協力していただけるようお願いし、今回のインターンシップが実現した。今回、偶然にも周りの人に恵まれ、インターンシップ先を見つけることが出来た。自ら行動して、そこにチャンスがあるかどうか分からなくても、とりあえず色々な人にあたってみることが、受入れ先を見つける上では重要になると思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学ははじめてのことだらけで、行く前はすごく不安を感じるかも知れません。でも、はじめてのことだらけであるからこそ、新たな気づきがたくさんあり、日本に居ては出来ない成長があると思います。留学に行ったら、どんな自分に変わるのだろう、そういうワクワクした希望を持って、一歩を踏み出してみてください。