留学大図鑑 留学大図鑑

Rüya

出身・在学高校:
大阪学芸高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

主にインスタでイラスト載せて活動しています。トビタテ、留学、美術のことについての質問などもDMで受付中です!


最終更新日:2025年12月23日 初回執筆日:2025年12月23日

心の拠り所になれる作品作りのヒントを探る

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • TÖMER
  • トルコ
  • イスタンブール
留学期間:
3ヶ月
総費用:
600,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 670,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
トルコ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私の留学内容は二つあります。まず一つ目はトルコの長い歴史から「美術はどのように発展してきたのか」を学ぶこと。イスタンブールにある歴史的建造物や美術館を訪れ美術工芸品やデザインを観察し、当時の人々は美術をどのように考えて作品を作り人々からどのように愛されてきたのかを調べてみたり、実際にトルコ芸術を体験しこの結果を元にこれからの作品作りのヒントになれる自分なりの答えを見出すのが今回の留学のメインテーマであり目標でした。二つ目はトルコを知ること。実は私は日本とトルコのダブルです。しかし私は日本で生まれ育ったためトルコという国のリアルをトルコ人ながら全く知りません。トルコ国籍を持つものとして「本当のトルコを知りたい」とずっと思い続けてきました。なのでこの留学を機に実際にトルコで生活してトルコを知って学ぶという内容も含めた留学をしてきました。

留学の動機

先ほどちらっと書きましたが、私は父がトルコ人、母が日本人の両親の元で生まれたつまりはダブルです。ですが人生で一度もルーツのある国トルコを訪れたことがありませんでした。トルコのリアルな生活と文化を自分自身の目で見て知りたいとずっと考えていたところ、学校の先生からアドバイスを頂き「せっかくならトルコに留学しちゃおう!」と考え、私の大好きな美術をテーマにトルコへ留学することを決めました。

成果

美術はどのように発展してきたかということの結論は「当時の環境下で出来ることを最大限に生かし表現する」です。当時の人たちが宗教や戦争などの影響で表現に規制がかけられている中でその時代にあるものを組み合わせ道具を作り、技法技術を生み出し、頭の中にあるアイデアを一生懸命表現し美術作品を作り上げている。またその数々の作品達は現代まで世界中の人々から愛され続けていることに気づきました。

ついた力

恐れず前に進み行動に移せる力

私は探究心がめちゃあるタイプの人なんですが、やってみたいと思っても後のことを考えてしまい中々行動に移せず想像で終わってしまっていました。しかしこの留学をで少しずつ行動に移せることが多くなってきたような気がします。研修や留学先で出会った同じトビタテ生10期の仲間や先輩方、トルコで出会った多くの人々の生き様や考えを見て「何かに恐れても前に進むことを考えるのが大切なんだ」と学びました。

今後の展望

私の将来の夢は人々の心の拠り所になれる作品を作る美術家になることです。私は今まで沢山美術に救われてきました。だから私も美術で誰かの心の支えになれる存在になりたいと思い続けてきました。留学で得たものを活かして「夢や希望、自身が持てない、辛いこと悲しいことがあってしんどい、将来やりたいことが見つからない」などの悩みを抱えてるそんな誰かの心の拠り所になれる作品を作り届けたいと考えています。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
10月

トルコ(イスタンブール)

イスタンブールのアジア側にあるウムラニエという場所で過ごしました。観光地ではないためとても静かな所で治安も日本よりもいい場所でした。夜11時までホストシスターとその従兄弟と出かけてましたが何も起きずむしろ安全なくらいには治安はよかったです。実はホームステイ先は留学する二日前に決まっていてお互いほとんど何も知らずの状態で対面しました。すごい緊張しましたが皆さん本当にとてもいい人達で、子供が3人いる家庭と聞いてたので関係ギスギスしたらどうしようなんて焦っていたのにkの三ヶ月間全くそんな事はなく杞憂に終わりました笑。最終的には帰国時に空港で同い年のホストシスターとお別れするギリギリまで一緒にいて最後は2分ほど二人とも大号泣でハグするほど仲良くなりました。ご両親もとてもいい人達で休日には私の探究活動で行きたい場所に連れて行ってくれたり、沢山悩みを聞いてもらったり本当に頭が上がりません。
学校はウムラニエからバスで一時間ほどの場所・カディキョイにあるTÖMERというアンカラ大学と提携している語学学校に通いました。四人だけというすごく少人数のクラスでしたがクラスメイトが皆年上かつ個性的な人ばかりで先生もすごくエネルギッシュで楽しく授業を受けれました。しかし向こうの都合上私の入るはずだったクラスが半月以上遅れて始まったのですごく不安でしたね…。主な探究活動は土日か語学学校が休みの日に行っていました。歴史的建造物など訪れる場所がどこもウムラニエからは遠く時間が取れる日を見つけるのが結構大変でしたが、予定していた場所の約八割は訪れることができたので満足してます!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

トプカプ宮殿を訪れた時に撮ったホストファミリーの後ろ姿
語学学校の教室からは海が見えました!綺麗!
ホストファミリーの猫ちゃん達。モッフモフで可愛かったです!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

トルコで有名なドラマの聖地に行った際の出来事です。私が大好きなドラマの聖地がたまたま近くにあったので連れて行ってくれることになったのですが、最初は普通にいろんなドラマのセットを見たり、馬のショー見たりして楽しんでたらそこのお偉いさんに「突然で申し訳ないがインタビューしてもらえないか」と言われました。本当に突然すぎて意味が分からず「???」状態でインタビューを受けました。後にお話を聞くとなんとそのお偉いさんとホストファザーが友人関係にあったらしく、私が日本から来たということを伝えると、日本からのお客さんは初めてや!っていうことで強制的にインタビューされることになりました笑。インタビューされるということでまさかのドラマに使われた伝統衣装を着させてもらったり、馬に乗らせてもらったり、矢を打たせてもらったり一気に初めて色んな事を体験できました!緊張しましたがすっごい楽しかったです笑。(ちなみにインタビュー動画はインスタに載っているそうです)

プロの方に撮ってもらった一枚。かっこいい!
インタビューの都合上二杯飲むことになったアイスコーヒー

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

やっぱりホストファミリーには感謝しても仕切れません。沢山迷惑をかけてきたと思うのに私のことを家族と呼んでくれた大切な人たちです。特に今でも鮮明に覚えているのはトルコにきてから一週間たった時の事。ホームシックがひどすぎてホストファミリーの前で泣いてしまって、その時ホストマザーが私のことをギュッと抱きしめて「あなたはもう私の娘で家族なんだからなんでも話してちょうだいね」と言ってくれました。さらにその場で大号泣してそれからは本当に家族のように家で過ごさせていただきました。元々トルコには客人を快く招き入れる文化があるらしく突然の来客でも全然驚かないしなんならウェルカム!って感じらしいです。トルコ人のそうゆう所が日本で育ってきた私からすると皆無だったので尊敬してます。トルコ人心広すぎ…

トルコ最終日に食べた伝統的な朝ご飯
ホストファミリーが買ってきてくれた大量のトルコのスイーツ達

留学中のびっくりエピソード

留学開始から一ヶ月が経過した頃、ホストファミリーがアンカラの実家に帰省することになったらしく家を二週間開けることになり、私が語学学校があったため同伴できずまさかのトルコで人生初の一人暮らしをすることになりました笑。最初はどうなることやら緊張して誰もいないのにずっとドキドキしっぱなしで過ごしてましたが、意外に慣れて結構快適に過ごせました。一人暮らし中は結構暇なことが多かったので家事のスキルレベルアップと作品作りに没頭してました。意外に楽しかったです!

トルコにある食材でなんとか作った素麺とワカメスープ
実家からのお土産。実はこれ全部野菜です。

留学二日前にホームステイ先が決まるのは結構多い?!

  • 住まい探し : ホームステイ

私はエージェントを利用しない形で留学したので、結果的に二日前にホームステイ先が決まりました。初めは何ヶ月か前からホームステイ先が決まっていたのですがキャンセルになってしまって、それからホームステイ先と寮を両親と片っ端から探しましたがどこもダメで野宿始まるんかーと諦めかけていました。でもなんとか見つかったのでよかったのですが、エージェントなしの留学だとこうゆうことはよくあるそうです。(むしろ私のこれは全然マシな方なんだとか)エージェントありだとこんな事なく安心して留学ができると思います。ですがせっかくの留学で色んな国に行けるのですから一から自分達で留学計画を立てた留学をやってみる事もありかななんて思います。

留学前にやっておけばよかったこと

多くのトビタテ生が語っていると思いますがやはり言語はある程度学んでおけば良かったと思います。私の場合トルコ語でかつ元々少しだけトルコ語を知っていたため苦労は少なかった方ですが、どの言語でも同様に一つでも多くの単語を覚えていれば向こうで損することはありません。徳しかありません。さらに言葉が分かれば留学中の探究活動も捗ります。毎日一単語でも勉強しときましょう!

留学を勧める・勧めない理由

高校生の間で留学するのはおすすめできます。大学生で留学する方が自由度は上がりますが、高校生で世界を知ると将来の選択肢も増えますし、人とのつながりが増えることで世界への見方やさらに縁が広がっていい子と尽くしです。しかし高校生は未成年。大学生よりも危険な場面に出くわすことが増えるかと思います。そんなことよりも行きたいんだ!と意思を持ってる人はぜひ留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学で得られたこと、感じたことは必ずこれからの自分自身の力になって自信につながります。行って良かったと思えるように「自分は本当に何を学びたいか」を考え計画を立てて準備しましょう。しかし実際はほとんど思い通りにいきません。急に海外で生活し勉強するというのは大変で辛いことも沢山あります。それでも帰国した後にはいい思い出になるような留学にして欲しいです。それと留学で巡り合った縁はずっと大切にしましょう‼