留学内容
私は、イスタンブールのトルコ語の語学学校に通いながら、現地の食文化について学びました。具体的には、スーパーと市場での調査、料理研究家の方へのヒヤリング、トルコ料理とトルコスイーツの特徴分析などを行いました。この留学を通じて、探究活動の中ではもちろん、語学学校の生徒や先生、ホストファミリーなど自分とは宗教、境遇、生活習慣の違う人と出会い、視野が広まったように思います。
最終更新日:2023年12月13日 初回執筆日:2023年12月13日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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トルコ語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
私は、イスタンブールのトルコ語の語学学校に通いながら、現地の食文化について学びました。具体的には、スーパーと市場での調査、料理研究家の方へのヒヤリング、トルコ料理とトルコスイーツの特徴分析などを行いました。この留学を通じて、探究活動の中ではもちろん、語学学校の生徒や先生、ホストファミリーなど自分とは宗教、境遇、生活習慣の違う人と出会い、視野が広まったように思います。
私は、小学生のとき中東のカタールに住んでいました。カタールはイスラム教の国で、豚肉と酒類が禁じられているなど現地の人の生活には宗教が深く関わっていることがわかりました。帰国後は、トルコドラマとの出会いをきっかけに、トルコ文化を始めとするイスラム文化により深く興味を持つようになりました。調べていく中で、現在日本でハラールフードに対して課題が残っていることを知り、ハラールについて学びたいと考えました。
今回は、トルコの食文化から日本のハラールフード(イスラム教徒でも食べられる食べ物、アルコールや豚肉を使わない)に取る入れる要素を探しました。料理研究家の方にトルコ料理について教えていただき、その中で、トルコ料理はシンプルな材料が多いことがわかりました。調味料はたくさん使わず、材料それぞれの風味を引き立たせる調理方法を教えていただき、日本でハラールフードを作る際の大きな手がかりなのではと考えました。
「好き」を社会につなげる力
私は、ハラールフードという社会課題の解決を掲げましたが、最初は、興味のあるトルコ文化や「食」を極めたいという思いで留学を考え始めました。趣味として好きなことをするのはもちろん有意義なことですが、今回の留学では自分の興味を超えて私はどのように社会に貢献できるのだろうと考えることができ、成長に繋がったように思います。
私は、将来食品関係の職業に就いて、もっと「食」の可能性を広げたいという思いがあります。今回の留学で得た情報や経験を活かしながら、基礎的な知識を学び、それを将来の目標に繋げていきたいと考えています。
2023年
7月~
2023年
8月
私は、3週間イスタンブールのトルコ語の語学学校に通いながら、現地の食文化について学びました。具体的には、スーパーと市場での調査、料理研究家の方へのヒヤリング、トルコ料理とトルコスイーツの特徴分析などを行いました。海外には住んだことはありましたが、行くのは久しぶりだったので環境になれるのが大変でした。また、ホストファミリーとの会話が難しく、翻訳アプリに頼ったこともありましたが、知っている言葉を使いながら最後の方にはもう本当の家族のように仲良くなれました。また、語学学校の生徒にはヨーロッパの国々からきた休暇中の社会人が多く、普段関わることがない人と、パーティーをしたりなど、貴重な体験ができました。特に、ドイツ人の女性と仲良くなり、毎日一緒に観光に出かけていました。イスタンブールのお店の情報交換やショッピングも楽しかったです。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
私は留学初期にひどい食中毒になり、3日間ほど寝込んでしまいました。慣れない環境で体調が悪い中、家族はそばにいないのでとても寂しかったのですが、ホストマザーが病気によく効くというハーブティーを作ってくれました。その他にも病院に付き添って医師の指示に従った食事を作ってくれたり、慰めてくれたりなど、精神的にもサポートしてくれました。未成年だったというのもありますが、細かなことにも気を配ってもらい、自分の子供のように接してくれました。ホストファミリー、特にホストマザーには感謝の気持ちでいっぱいです。
私は、トルコ語が公用語のイスタンブールに留学したため、英語が通じない場面も多かったです。英語圏以外も留学先の視野に入れたいという方の参考になれば幸いです。
私は、前述の通りトルコドラマを観ることが好きで、それがきっかけでトルコに興味を持ち、留学しようと考えました。トルコドラマは英語で見ていたので、その中に出てくるフレーズなどはある程度分かるようになっていました。しかし、「少し話がわかること」と「現地の人の会話を聞くこと」、ましてや「会話に加わること」は意味が違いました。そのため、私はホストファミリーとの会話が成立しませんでした。しかし、時折出てくる知っている単語に反応すると、わかりやすく説明してくれたりなど、こちらが理解しようという姿勢を見せると、同じ場を共有できる時もありました。
この留学中やってよかったことは、知っている単語の量を少しでもいいから増やすことです。語学学校の勉強ではもちろん観光や探究活動で現地の方と接するとき、ネイティブの言い回しなどにアンテナを張っておくと、もう一度聞いたときに会話の内容がわかるようになりました。
留学前に準備することとしては、まず、数、挨拶、食べ物の名前(意外と重要です)、日用品の名前、加えてその土地の宗教的な知識も知っておくことをおすすめします。
知らない言語を学ぶことは大変ですが、完璧を目指さなくて良いので、学ぼう、吸収しようという姿勢を持っていることが大切だな、と留学を通して感じました。
トルコに留学した、そのほかの先輩たち