留学内容
私の留学テーマは「何故韓国の Designはこんなにも世界を魅了するのか」でした。月曜から土曜は建国大学校附属の語学学校で韓国語と韓国学を学び、日曜は美術館やデザイン施設を巡り現地を観察しました。特に、美術館が憩いの場として機能し、アートが生活に溶け込む姿に強い関心を抱きました。計画どおりにはいきませんでしたが、いろんな施設を訪問しました。実際に触れた韓国のデザインにおいて、「おしゃれさ」はあるが、「使いやすさ(機能性)」を重視する傾向が欠けていると感じました。
最終更新日:2025年12月08日 初回執筆日:2025年12月08日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 韓国語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 挨拶など基本的な会話ができるレベル |
私の留学テーマは「何故韓国の Designはこんなにも世界を魅了するのか」でした。月曜から土曜は建国大学校附属の語学学校で韓国語と韓国学を学び、日曜は美術館やデザイン施設を巡り現地を観察しました。特に、美術館が憩いの場として機能し、アートが生活に溶け込む姿に強い関心を抱きました。計画どおりにはいきませんでしたが、いろんな施設を訪問しました。実際に触れた韓国のデザインにおいて、「おしゃれさ」はあるが、「使いやすさ(機能性)」を重視する傾向が欠けていると感じました。
『K-GRAPHIC INDEX』という本で韓国グラフィックデザインの急速な進化を知り、「なぜ韓国のデザインは世界を魅了するのか」を実際に確かめたいと思ったことが動機です。日本の“長く愛する文化”と韓国の“新しいもの好き”の違いを現地で比較し、アートと生活の結びつきを直接観察したいと考え、この分野での留学を決意しました。
韓国の美術館・デザイン施設を多数訪問し、アートが日常生活と密接に結びつくのを体感しました。トイレや街、パッケージなど生活の中のデザインを観察し、日本と韓国の「機能性」と「新しさ」への価値観の違いを具体的に理解できました。また現地の人々と積極的に交流し、日本文化紹介を通じて相互理解を深めることができました。
行動力
言語や文化の違いに戸惑いながらも、自分から行動する力が身につきました。授業で積極的に質問したり、現地の友人と交流したりする中で、困難な状況でもあきらめず挑戦する姿勢が養われました。また、異文化を比較する視点が育ち、デザインを社会の文脈から読み解く力、生活の中の価値を捉える力が強化されたと感じています。
留学で得た「文化の違いから価値を見抜く視点」を生かし、将来は社会の課題を読み取り、価値を視覚化して提案するデザインコンサルタントとして活躍したいと考えています。韓国で学んだ“生活とアートの近さ”をヒントに、人々の暮らしに寄り添うデザインを生み出し、国や文化を超えて人々をつなぐ存在になることが目標です。
2025年
7月~
2025年
7月
私は建国大学校附属の語学学校に通い、月曜から土曜は韓国語と韓国学を学びました。寮に住み、同じく留学生や現地学生と生活を共にすることで、日常会話力と文化理解が深まりました。日曜日には国立現代美術館(MMCA)、東大門デザインプラザ(DDP)、SMエンターテインメントなどを訪れ、最新の韓国のアートやデザインを確認しました。美術館が憩いの場として機能し、人々が日常的にアートに触れている姿が印象的でした。また、韓国のトイレや街のデザインなど、生活の細部にまで“アート”が現れていることを体験しました。日本のお菓子や岡山の文化を紹介するなど、現地の人々との交流を通して相互理解も深まり、自分自身もより積極的に行動できるようになりました。
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
最も印象的だったのは、国立現代美術館(MMCA)を訪れた時に感じた「アートが生活に溶け込む空気」です。日本では美術館は“特別な場所”という意識が強く、身構えてしまうこともあります。しかし韓国では、美術館が人々の憩いの場として当たり前に存在し、子どもから大人までが自由に作品を楽しんでいました。展示だけでなくカフェや休憩スペースも充実しており、アートが生活の延長として存在していることに衝撃を受けました。
また、東大門デザインプラザ(DDP)ではザハ・ハディドの建築を体験し、曲線に包まれるような空間デザインの力を全身で味わいました。
さらに、韓国のトイレを利用した際、流し方が分からず戸惑った経験は、日本との機能性の違いを感じた出来事でした。日本では当たり前の使いやすさが、韓国では異なる形で存在しており、デザインが文化や価値観に強く影響されることを実感しました。
これらの経験を通して、デザインは“おしゃれ”だけではなく、人の暮らしや文化と深く結びついていることを学びました。この気づきは今後の自分の進路を考える上でも大きな糧になっています。
もう一つ忘れられないのは、タクシー運転手さんとの交流です。「日本から若い子が一人で来てくれたのがすごい」とタクシー代を無料にしてくださり、心細かった留学生活の中で胸がきゅっとなるほど温かさを感じました。日本語で会話ができた喜びと、優しさに触れたその瞬間は、韓国留学の中で感じた一番深い感動でした。他の方もわざわざ翻訳機を使ってまで話そうとしていただいたことが嬉しかったです。いつかこのご恩をお返ししたいです。
ソウルなどの都心や観光地では、日本語や英語が出来る人が多いから簡単な会話には困らない。翻訳機を使えばなんとか乗り越えられる。最終手段は身振り手振りで!
韓国への留学ガイドを見る