留学内容
1年間の留学では、国際語学院での韓国語の授業と大学の一般講義を履修した。
まず、語学院(語学堂)とは大学付属の施設で、主に留学生向けの韓国語の授業が開講されているが、大学の一般講義と異なる4学期制で、私は1日4時間のコースを毎日履修した。ハニャン大の語学院は6レベルあって1クラス15人以下の少人数体制なので、きめ細やかな指導と全員に発言の機会があることが大きな魅力だった。また、4技能のバランスがとれた授業も特徴で、力を着実に伸ばすことができた。
次に、学部の一般講義に関しては、2学期目から韓国語クラスと平行して履修した。履修した科目は当時の専門であった英語教育学科の授業のほか英文学や言語学を含む6つで、5つは英語、1つは韓国語で聴講した。90分の講義が週2回の科目もあれば1コマ3時間で週1科目もあったが、午前中の韓国語の授業を終えて午後からは毎日学部の専門科目を2コマほど受けていた。自分の実力不足に四苦八苦しながらも、レベルの高い環境で熱心な学生たちと学んだ日々は忘れられない。
とりわけ2学期目は沢山の授業を履修していたために多忙だったが、有意義な選択だったと思う。日本からの交換留学生は時間の余裕・語学力を考慮して語学院のみ通う人が多い印象を受けたが、特に学部での一般講義を通して、韓国でまた学びたいという新たな目標が生まれた。