留学大図鑑 留学大図鑑

Hinako

出身・在学高校:
出身・在学校:
広島市立大学
出身・在学学部学科:
国際学部
在籍企業・組織:

スペイン語圏の方々に向けて日本語、日本について発信しています!


最終更新日:2025年12月17日 初回執筆日:2025年12月17日

目指すは憧れの国No1!

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スペインにある日本文化を教えている学校、メキシコにある日系企業
  • メキシコ・スペイン
  • バレンシア・ケレタロ
留学期間:
スペイン2ヶ月、メキシコ2ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 900,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スペイン語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

留学テーマ:「目指すは憧れの国 No.1! 日本・広島をより魅力的に。
訪日インバウンド促進に向け、外国人のニーズ調査の実施とマーケティングを学ぶ」
このテーマのもと、海外で日本の魅力発信に取り組む企業でインターンシップを行いました。

① スペインでのインターン
日本文化(武道・墨絵・和太鼓・日本語など)を教える学校にて、日本文化への関心を持つ現地の人々へのアプローチ方法を学び、SNS 企画や広報活動を担当しました。
② メキシコでのインターン
日本食レストラン事業、訪日観光事業、日系企業のプロモーション支援などを行う日系企業にて、マーケティング業務や接客業、イベント企画サポートを経験しました。

留学の動機

国際交流を通して海外の人と接する中で、日本が素晴らしい国だと改めて気づいた。まだ知られていない地方の魅力をどう発信すべきかを“マーケティングの視点”から学びたいと思った。特に縁のあるメキシコとスペインで日本文化がどう受け取られているかを知り、インターンを通してビジネス・マーケティング業務の経験を得たいと考えた。

成果

スペインではSNS企画や広報、インタビューを通して外国人視点で日本文化の受け取られ方を学んだ。メキシコでは日系企業で接客や日本文化イベント(瀬戸内ビュッフェ等)の企画・運営に携わり、現地ニーズの理解、マーケ経験、実践的なスペイン語力を獲得した。特に日本とメキシコをつなぐ役割を果たしたいという明確な目標が生まれたことが最大の成果となった。

ついた力

困難を楽しむ力

言語の壁や異文化でのトラブルなど、日々起こる予想外の出来事を前向きに受け止め、成長のチャンスとして“楽しめる力”を身につけた。スペイン・メキシコでの現場経験を通して、困難を恐れず飛び込み、提案や挑戦を自ら生み出す姿勢が培われた。

今後の展望

留学を経て、私は「日本とメキシコをつなぐ仕事」をライフワークとしたいと考えるようになった。帰国後はスペイン語で日本文化を紹介するSNSを開始した。現在は卒業後のメキシコ移住に向けて準備を進めており、両国の架け橋として価値を生み出す仕事に携わりたい。

留学スケジュール

2024年
8月~
2024年
9月

スペイン(バレンシア)

バレンシアでは、多国籍な女子7名(イタリア、ブルガリア、リトアニア、イギリス、ドイツなど)とシェアハウスで生活した。
家では主に英語、インターン先ではスペイン語を使用し、最初は1日が終わる頃には疲れ切っていたが、数週間で徐々に慣れ、語学・異文化コミュニケーション力が飛躍的に伸びた。

バレンシアは街並みが美しく、自然やビーチが近く、交通の便も良い住みやすい都市であった。太陽のエネルギーが強く、インターン後に友人とサイクリングをしたり、ビーチでのんびり過ごしたり、バレーをしたりと、心身を整える時間も大きな支えとなった。

インターン先では、SNSアカウントの企画・運営を担当し、投稿内容の企画、撮影、編集、文章作成まで一連の広報業務に携わった。また、各クラスに参加して受講生と交流したり、日本文化に関心を持つスペイン人にインタビューを行い、日本へのイメージや興味分野、なぜ日本文化に惹かれるのかを丁寧に調査した。
これらの活動を通して、スペイン人が日本文化に惹かれる理由を現場から深く理解することができた。特に、武道にある精神性、和文化の美しさ、日本の礼儀文化への憧れといったポイントは、実際の会話を通して初めて見えてきたものである。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

イタリア人のルームメイトが作ってくれた本格的パスタ
バレンシアの綺麗な景色
インターン先での活動
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2025年
2月~
2025年
3月

メキシコ(ケレタロ)

1)インターンシップ先での活動
メキシコでは、日本食レストランや訪日観光事業を展開する日系ベンチャー企業でインターンを行った。レストランでの接客に加えて、日本食イベントの企画・運営にも深く関わり、マグロの解体ショーや瀬戸内フェアのビュッフェイベントでは、広島風お好み焼きの提供を担当するなど、日本文化を「体験」として届ける役割を担った。週6日の勤務で常にスペイン語環境に身を置いていたため、語学力の向上を強く実感したほか、文化も価値観も異なる環境で働く難しさや、メキシコでビジネスを行う際に直面するリアルな課題を学ぶ貴重な機会となった。
活動を通して、日本の食・技術・伝統文化が想像以上に高く評価されていることを肌で感じ、現地の人々の視点で日本を捉え直す大きな学びを得た。

2)休みの日の様子
休みの日には、メキシコ人の家庭に招待してもらったり、仕事終わりにタコスを食べに行ったり、市場や街を散策したり、誕生日パーティーに参加するなど、現地の人々と深い交流ができた。
彼らの言語・文化・習慣を尊重し、自分から積極的に理解しようとする姿勢を持つことで、言語の壁を越えて心の距離が近づいていくのを感じた。この姿勢は、多国籍環境で働き、信頼関係を築く上でも非常に大切であると強く実感した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

インターン先での一枚
3mの高さのモヒガンガ人形
一番お気に入りのタコス「ビリア」
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

私にとって留学は、人生の選択肢を増やし、自分の可能性を大きく広げてくれた経験です。想像以上に多様なキャリアや人生観に触れることができました。私が将来目指す姿をすでに実現している人々との出会いがあり、自分の方向性を改めて見つめ直すきっかけとなりました。
特に、この留学を通して私が最も大きく変化したのは、「自分が果たせる役割」をはっきりと認識できた点です。メキシコで働く日本人の方々と交流する中で、多くの方が“メキシコが好きで来ている”というよりも、日本企業の辞令によって滞在していることを知りました。この事実は、私にとって大きな驚きでした。なぜなら、私は日本とメキシコの両方を心から好きで、「また自分の意思でメキシコに戻りたい」という強い気持ちを持っていたからです。
その時私は、「日本とメキシコの両方を本気で愛す自分だからこそ、できる役割があるのではないか」と気づきました。この気づきは、自分の価値観や将来像を大きく変えてくれました。帰国後は、「日本とメキシコをつなぐ架け橋になりたい」という思いが一層明確になり、まずはSNSを通してラテンアメリカ地域に向けて日本文化や日本の魅力を発信し始めています。卒業後はメキシコへ渡航し、両国をつなぐ仕事に携わることを目指して、準備を進めています。

Extraño México 恋しいメキシコでの生活

環境がどうであれ、“自分次第”で成長できる

  • 留学先探し : インターンシップ

メキシコでのインターンが始まってすぐ、私は大きな戸惑いに直面しました。事前に想像していた業務とは異なり、実際はレストランでの接客が中心で、「このままではアルバイトのような経験で終わってしまうのでは」という不安が強くなりました。インターン期間はわずか2ヶ月しかなく、何も達成できないまま帰国するのではないかという焦りもありました。
そこで私は「限られた環境でも自分が価値を生み出せる方法を探そう」と考え、受け身の姿勢から主体的な行動に切り替えました。日本文化イベントの企画・運営に関わらせてもらえるよう自ら働きかけ、訪日観光事業についてもマーケティングの視点から積極的に意見を出しました。また、スペイン語でのコミュニケーション向上に注力し、スタッフやお客様との関係構築にも努めました。
その結果、大型イベントなどにも深く関わり、日本文化を伝える役割を担うことができました。
当初の想定と違う環境だからこそ、私は「自ら価値を創り出す力」と「未知の状況に対応する主体性」を育てることができたと感じています。この経験は、私にとって大きな成長の転機となりました。

イベントで提供した広島お好み焼き

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しい経験も辛い経験も、後から振り返るとすべてその時の自分に必要な出来事だったと思います。迷ったり戸惑ったりすることもありますが、自分の選択を正解だと思えるよう行動することを心掛けていました。
思いっきり楽しんできてください!