留学内容
「スペインのバルセロナ市では、どのように対話を通じてまちづくりをし、10代の居場所を作っているのか。そしてフィンランドにも学校への行き辛さを感じ、自分の居場所を求める子どもたちはいるのか?また居場所への誘導が誰が行っているのか。」
フィンランドは幸福度ランキング1位の国として知られています。幸福度が高いということは、多くの人に「居場所」が複数箇所あり、ゆっくりできる環境が整っていると考えられます。実際、幸福度は1位ということは不登校など学校に行くことを辛く、学校に通えない生徒はフィンランドではあまりいないのか?とふと疑問に思いました。日本では、精神的に苦痛なことが多くあり、また、「居場所」がなく不登校になる若者や、自己肯定感がとっても低い若者が多くいます。フィンランドの「居場所」などを見に行きどのような企図がスタッフとして運営をしているのかを研究し、日本の若者に自信や「居場所」を作りたいと考えました。そして、将来的にはフィンランドと同じようなコミュニティーを作りたいと考え、この問を設定しました。
北欧と南欧での探究活動を通じて、私は「若者の居場所」が社会の中でどのように支えられているのかを学びました。スペイン・バルセロナでは、CEFR A2レベルのスペイン語授業を受講し、言語だけでなくカタルーニャ文化や人々の価値観への理解を深めました。最終日には、日本文化を紹介するアンバサダー活動をスペイン語で行いました。また、B Corp加盟団体「BCN+B」での活動では、インクルーシビティを重視する企業のリサーチや、市民・観光客双方にとっての「居場所」をテーマにした街づくりについて学びました。現地の公園や市民センターへの訪問・インタビューも行い、対話を通じて地域コミュニティの在り方を体感しました。
フィンランドでは、高校に通学しながら探究活動を行い、学校に常駐するソーシャルワーカーやカウンセラーへのインタビューを通して、教育やいじめ問題への支援体制を学びました。また、日本とフィンランドの中高生300名以上を対象にアンケート調査を行い、「孤独感」や「自己肯定感」に関する比較分析を実施しました。さらに、Kivikko Youth Centerでは子どもたちと日常を共にし、地域のユースセンターが若者にとって安心できる居場所として機能していることを実感しました。特に、無料で利用できる撮影スタジオや機材貸出など、若者の挑戦を支える環境に強く感銘を受けました。
加えて、コペンハーゲンに本社を置くGehlを訪問し、都市設計や公共空間づくりについて意見交換を行いました。北欧型の街づくりと日本の現状を比較しながら、「誰もが安心して過ごせる居場所」を社会の中にどう生み出すかを考える貴重な機会となりました。今回の留学を通じて、対話を通して課題を発見し、人と人をつなぎながら新しい価値を生み出す力を身につけることができました。







